被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
少女売春あっせんの容疑で2度にわたって逮捕され、獄中死した米富豪ジェフリー・エプスタイン元被告(故人)に関連する資料の一部が、米・連邦議会下院監視委員会の民主党委員らによって次々と明らかになっている。
2025年12月3日(現地時間、以下同)には通称“エプスタイン島”の約200枚の写真、12日には複数の著名人が写った写真など、そして18日には追加で約70枚の写真を公開した。民主党が元被告に関連する資料を公開するのは、同月で3回目だ。大手紙国際部記者が語る。
「1990年代〜2000年代の長期間にわたって、おびただしい数の少女たちの売春あっせん、そして性的虐待をしていた疑いがあるエプスタイン元被告。被害者の中には、11歳の少女を含む少なくとも数十人の被害者がおり、大規模な“売春ネットワーク”を抱えていたと見られている。
さらに政財界と太いパイプを持っており、そうした大物たちを“顧客”として自身の豪邸や所有する島に迎え入れていた可能性がある。実際、告発者であるヴァージニア・ジュフリー氏(故人)は、17歳当時にイギリス王室のアンドルー王子からの被害を訴えていました。アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件といえます」
