――「ピカピカ」という社名は、どういう狙いでつけたんですか?
入江:第一は覚えやすいから。ぼくにはすでに「イリエコネクション」という会社があったので、当初はそこで清掃部門を作ろうと思っていたんですが、清掃会社を新たに立ち上げたほうが再スタートとしてわかりやすいと思ったんです。「ピカピカの1年生」のように新人ですしね。ぼくのほか、従業員2人でやっています。ぼくは身長が低いので、今でも高い位置に設置されたエアコンのクリーニングは苦戦します。そこは一緒にやっているパートナーに担当してもらって、浴室やレンジ周りを自分が担当するなど、チームとして、清掃に取り組んでいます。
会社のロゴを作ったのは、デザイナーをしている高校の同級生です。矢部ではありません(笑い)。ぼくがコンセプトを出して、いくつかの案の中から選びました。
――新型コロナウイルスの感染拡大で仕事に影響はありましたか?
入江:今までやってきたアルバイトの清掃の仕事は依頼がほぼなくなってしまったので、もうひとつ清掃のアルバイトを新たにかけ持ちしました。そのときはコロナ禍でどんどん部屋が解約される時期で、ひたすら空室を掃除していました。今はもうコロナの影響はほとんどありません。仕事があるって、本当にありがたいことなんです。
――お話を聞いていると、入江さんが心機一転、頑張っているのが伝わってきます。
入江:清掃業界を変えていきたいんです。清掃業って3Kと言われています。「きつい、汚い、危険」。このイメージを変えて、就職先としても人気が出るようにしたいんです。清掃って手に職がつくし、これからもなくならない仕事ですし、お客さまに喜んでもらえる素晴らしい仕事だと思うんですね。
それに、清掃業界は助け合いの業界です。他の清掃会社との横のつながりも大事だと思っています。お客さまから多くのご依頼を頂いてお伺いしきれないときは、提携会社に業務を協力いただいたりします。こういうことは清掃業界ではよくあることなのですが、お互いにとても助かります。すばらしい業界です。これからも清掃業界一丸となって頑張っていきたいですね。