芸能

ドラえもん映画出演の羽鳥慎一「アフレコは生放送より大変」

幅広い世代から愛される羽鳥アナウンサー

幅広い世代から愛される羽鳥アナウンサー

 礼儀正しい身のこなしで低姿勢、笑顔に誠実さがにじみ出る──取材場所に現れた“ひみつ道具の中の人”は、テレビの印象そのまま。

 この日羽鳥慎一(49才)が登壇したのは、映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の完成報告会。本作は2014年にドラえもん史上初の3DCGアニメーションとして公開され、ドラえもんの世界にそのまま入り込んだかのような圧倒的な映像と、大人も泣ける感涙ストーリーが話題となり、興行収入83.8億円を超える大ヒットを記録した人気シリーズの第2弾だ。

 羽鳥はゲスト声優として、物語のカギを握る未来デパートから送られてきたひみつ道具“入れかえロープ”を演じている。オファーを受けたのは、今年5月のこと。

「ドラえもんは幼い頃からずっと身近な存在でした。小学生のときにはドラえもん映画1作目の『映画ドラえもん のび太の恐竜』を見に両親に映画館へ連れて行ってもらいましたし、大人になってからは前作『STAND BY ME ドラえもん』を鑑賞して“ドラ泣き”していたので、こうして自分が作品に出演できるなんて夢のようです。ここ数年でいちばんうれしい出来事でしたね」(羽鳥)

生放送の情報番組より10分のアフレコのほうが100倍大変

 入れかえロープは2人が同時にロープの両端を握ると、互いの心が入れ替わるというアイテム。これまでもアニメにアナウンサー役で出演したことは何度もあったが、今回の役はまったく勝手が違って演じるのにとても苦労したという。

「自分なりに練習はしたものの、正解がわからず、不安なまま本番に臨みました。なるべく感情を込めず、ロボットのような機械的な話し方で演じたら、山崎貴監督から『素晴らしいロープっぷりでした』と。どういうことですか?と聞いてもやっぱり『素晴らしいロープぶりということです』としか言ってくれないので、ほめ言葉と受け取ってます(笑い)。

 収録は約10~15分と短時間でしたが、朝の情報番組の生放送を2時間やるより100倍疲れました」(羽鳥)

【プロフィール】
羽鳥慎一(はとり・しんいち)/1971年3月24日生まれ。埼玉県出身。早稲田大学を卒業後、1994年に日本テレビ入社。スポーツ実況やバラエティー番組の司会などを担当し、2003年以降は『ズームイン!!サタデー』で同社の“朝の顔”に。2011年3月、日本テレビを退社しフリーに転向。2015年よりテレビ朝日の情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』で司会を務める。

撮影/田中麻以

※女性セブン2020年12月3日号

2011年にフリーに転向

2011年にフリーに転向

10月29日に行われた完成披露舞台挨拶では司会も務め、ドラえもんと舞台で並び、ゲスト声優の宮本信子らと映画の見どころを紹介した

10月29日に行われた完成披露舞台挨拶では司会も務め、ドラえもんと舞台で並び、ゲスト声優の宮本信子らと映画の見どころを紹介した

事前の打ち合わせでは、赤ペンを片手に熱心にスタッフと進行について話し合う姿も

事前の打ち合わせでは、赤ペンを片手に熱心にスタッフと進行について話し合う姿も

関連キーワード

関連記事

トピックス

鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン