NHKでの実績と“姉御肌”の強み
窪田は朝ドラに主演したことで、今、CM界で注目の存在だという。広告関係者によれば、窪田が演じた“朝ドラ主演”という肩書はは別格の価値があるとのこと。大手広告代理店の関係者はいう。
「朝ドラは、しばしば視聴率の低さがやり玉に上げられますが、最低でも10%台の後半は取りますし、放送も半年間です。放送が終われば、主演俳優は他局のバラエティーで引っ張りだこになり、撮影秘話などを話すのが恒例行事。他局の作品のことがこんなに話題になるのは朝ドラだけでしょう。
それは当然、広告効果にもつながります。一番わかりやすいのはJRA(日本中央競馬会)のCMでしょう。現在JRAのCMには女性タレントが3人(高畑充希、土屋太鳳、葵わかな)出ていますが、その3人は全員朝ドラのヒロイン経験者です。土屋がヒロインを務めた『まれ』や、葵の『わろてんか』は、正直あまり評判はよくありませんでしたが、知名度の高さは抜群ということ。津々浦々まで放送されるNHKは、それだけ価値があるということです。窪田の場合も、その好感度の高さも手伝って、あらゆるCMオファーが今、殺到している状況でしょう」(広告代理店関係者)
一方の水川も、CMでは非常に重宝されるタイプだという。
「今や、男性に媚びるタイプの女性を描くCMはジェンダー的に好まれませんが、“強い女性”を前面に押し出しすぎると、男性から反発を招くもの。その点、水川はルックス的には男性に媚びないクールビューティタイプですが、親しみやすい雰囲気もあり、同性にも異性にも支持されやすい。天海祐希や篠原涼子など、“サバサバとした姉御肌”は、男女から支持される大事なキーワードですが、これは狙ってできるものではありません。水川は結婚したことでCMのジャンルの幅も広がりますし、いろんな話が舞い込んでいるはずです」(同上)
窪田&水川は、好感度の高い者同士のカップルとして、芸能界を代表するおしどり夫婦になる日も遠くなさそうだ。