巨人のプロテクトから漏れる投手は誰になるのだろうか。
「実力至上主義を訴える原監督は生え抜きだろうと、移籍組だろうと、単純にその選手が必要かどうかで考える。古川侑利(元楽天)、田中豊樹(元日本ハム)辺りは厳しいかもしれない。また、2015年のドラフト1位である桜井俊貴も当落線上だと思います」
日本シリーズ前、原監督が“元選手”と厳しく当たった小林誠司の行方も気になるところだ。
「あの言葉は、期待の裏返し。さすがに小林の流出は避けるでしょう。同一リーグに捕手を出せば、チームにとって大きなマイナスになる。DeNAが2013年オフに阪神から久保康友を獲得した際、人的補償で鶴岡一成が移籍した。すると、2013年は14勝10敗と勝ち越していたのに、翌年は8勝16敗と大きく負け越した。これが前年の成績と同じであれば、DeNAはAクラスになれた。鶴岡1人が原因ではないにせよ、レギュラー級の捕手を失うことは痛手になります」
巨人にとって梶谷獲得は朗報だが、プロテクトのリスト作成に頭を悩ませることになる。