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瑛人ブレイクの理由『香水』が呼び起こす「匂いと記憶」効果

瑛人

『香水』が大ヒットしている瑛人

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、今年TikTokでブレイクしたシンガーソングライター・瑛人について。

 * * *
 今年も残すところ2週間を切り、カラオケやダウンロードなどさまざまなところでヒット曲ランキングが発表され始めた。よく耳にした曲もあれば残念ながらさっぱり分からない曲もある中で、初めて聞いた時からず~っと「それは???」と気になっている曲がある。曲名を知れば、自分も気になっていたと思う人はきっと多いだろう。

 その曲は、12月4日発表された「2020 年間USEN HIT総合ランキング」で第8位にランクインした瑛人の『香水』。第1位はあいみょんの『裸の心』で、多部未華子主演のドラマ『私の家政婦ナギサさん』(TBS系)の主題歌だった曲だ。第2位はハマる人が続出した佐藤健と上白石萌音主演のドラマ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)の主題歌、Official髭男dismの『I LOVE…』、第3位は今や社会現象となっている『鬼滅の刃』のテレビアニメの主題歌、LiSAの『紅蓮華』と、どの曲も、きっと誰もがどこかで一度は聞いたことがある曲ばかり。

 その中で、ドラマやアニメの主題歌とはまるで関係がないどころか、曲がブレイクした時は無名のアーティストだった瑛人が第8位になった。昨年4月に動画を配信しリリースした時は泣かず飛ばずだったが、1年後の今年の4月、この曲をカバーする動画がTikTokに投稿され始めるや、瞬く間にSNSなどで話題になった。ミュージックビデオの総再生回数は1億2000万回を突破しているという。

 アコースティックギターの響きに乗せ、ゆったりのんびりした曲調は聞きやすく親しみやすい。LINEが歌詞に出てきたりと、いかにも今風の失恋ソング。メロディや歌詞もアクセントの効果で覚えやすく口ずさみやすい。だが、サビのフレーズで引っかかった。

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