芸能

“ロマンポルノの百恵と聖子”対談「本人には申し訳ない」

38年の時を経て、ロマンポルノの2大アイドルの対談が実現

38年の時を経て、ロマンポルノの2大アイドルの対談が実現

 1970年代から80年代にかけて、アイドルの象徴といえば山口百恵と松田聖子だった。その人気に乗じて、日活ロマンポルノの世界でも本物そっくりの「聖子ちゃん」「百恵ちゃん」が登場し、本家をしのぐほどの人気を誇った。このたび、38年の時を経て、ロマンポルノの2大アイドル、「ロマンポルノの百恵ちゃん」こと井上麻衣と、「ロマンポルノの聖子ちゃん」こと寺島まゆみが邂逅を果たした。

井上:私たちが共演したのは『ピンクカット』の1本だけなんですよね。あれが私のデビューでした。

寺島:私は逆にあれが15本出演したロマンポルノの最後の作品でした。15本といっても約2年で15本。怒濤の日々でしたね。撮影中にもう次の作品の台本が待っているし(笑い)。

井上:寺島さんが主演で、東京・梅ヶ丘の散髪屋が舞台で。

寺島:私の役は、ちょっとエッチな散髪屋さんを経営する女子大生で、井上さんも彼氏のいる女子大生という役。その彼氏が2人の間を行ったり来たりするお話でした。たしか、森田(芳光)監督にとっては、2本目の日活作品でしたね。

井上:あの頃は大変でしたね。どんどんスケジュールが逼迫していって、1か月に1本作るペースでしたからね。

寺島:日活の撮影所が東京の調布にあって、『西部警察』も同じ撮影所だったから、食堂に行くと舘ひろしさんとか石原軍団の方々がいたりして(笑い)。

井上:日活の撮影所って、ほかの会社もスタジオを借りていましたからね。みなさん格好よかったですよね。

寺島:私は新宿の街中でスカウトされたのがきっかけで業界に飛び込んだんですが、最初は大変でしたよ。当時19歳になったばかりで、初めての裸のシーンでは胸が詰まり、カットがかかった瞬間に泣き崩れました。

 スタッフさんがガウンをかけて「大丈夫だよ」って言ってくれたことが忘れられません。その後、脱ぐシーンで胸が詰まってくると、白鳥(信一)監督が私を外に連れ出して、「お前はいいぞ、だから頑張れ。泣かずにやり遂げろ」と励ましてくれて。それからは一度も泣きませんでした。

関連記事

トピックス

オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン
ネットテレビ局「ABEMA」のアナウンサー・瀧山あかね(Instagramより)
〈よく見るとなにか見える…〉〈最高の丸み〉ABEMAアナ・瀧山あかねの”ぴったりニット”に絶賛の声 本人が明かす美ボディ秘訣は「2025年トレンド料理」
NEWSポストセブン
千葉大学看護学部創立50周年の式典に出席された愛子さま(2025年12月14日、撮影/JMPA)
《雅子さまの定番カラーをチョイス》愛子さま、“主役”に寄り添うネイビーとホワイトのバイカラーコーデで式典に出席 ブレードの装飾で立体感も
NEWSポストセブン
12月9日に62歳のお誕生日を迎えられた雅子さま(時事通信フォト)
《メタリックに輝く雅子さま》62歳のお誕生日で見せたペールブルーの「圧巻の装い」、シルバーの輝きが示した“調和”への希い
NEWSポストセブン
日本にも「ディープステート」が存在すると指摘する佐藤優氏
佐藤優氏が明かす日本における「ディープステート」の存在 政治家でも官僚でもなく政府の意思決定に関わる人たち、自らもその一員として「北方領土二島返還案」に関与と告白
週刊ポスト
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン
会社の事務所内で女性を刺したとして中国籍のリュウ・カ容疑者が逮捕された(右・千葉県警察HPより)
《いすみ市・同僚女性を社内で刺殺》中国籍のリュウ・カ容疑者が起こしていた“近隣刃物トラブル”「ナイフを手に私を見下ろして…」「窓のアルミシート、不気味だよね」
NEWSポストセブン
石原さとみ(プロフィール写真)
《ベビーカーを押す幸せシーンも》石原さとみのエリート夫が“1200億円MBO”ビジネス…外資系金融で上位1%に上り詰めた“華麗なる経歴”「年収は億超えか」
NEWSポストセブン
神田沙也加さんはその短い生涯の幕を閉じた
《このタイミングで…》神田沙也加さん命日の直前に元恋人俳優がSNSで“ホストデビュー”を報告、松田聖子は「12月18日」を偲ぶ日に
NEWSポストセブン
高羽悟さんが向き合った「殺された妻の血痕の拭き取り」とは
「なんで自分が…」名古屋主婦殺人事件の遺族が「殺された妻の血痕」を拭き取り続けた年末年始の4日間…警察から「清掃業者も紹介してもらえず」の事情