「隆政さんは地元・岡山で動物園も運営していて、昭和天皇や上皇陛下が来園されたこともあります。隆政さんがその動物園の隣で経営していたのが、大きな養鶏場でした。
天皇家は古来、国民のために“五穀豊穣の祈り”を捧げてきた。それゆえに、ずっと昔から農業や漁業、牧畜業や林業など第一次産業やその業界団体とのつながりが深い。そういう縁で、隆政さんが鶏卵の業界団体のトップに就いたとされています」(皇室関係者)
池田さんが2012年7月に亡くなると、同年、全鶏連の事業に“不透明な経理”が見つかり、「価格差補填事業」は別の業界団体に引き継がれた。ただ、今回の事件の源流には、池田さんがかかわってきた卵の価格の「複雑な背景」がありそうだ。実際、「特捜部は当時の鶏卵業界関係者や農水省OBを片っ端から事情聴取している」(前出・全国紙社会部記者)という。特捜部はどこまで斬り込めるだろうか。
※女性セブン2021年1月7・14日号