早見

筒美京平さんが手掛けた曲は「人生の宝物」と話す早見優

早見:それは私も同じです。先生に作っていただいた『夏色のナンシー』はデビューから5曲目なんです。同期の松本伊代チャン(55才)とか小泉今日子チャン(54才)はすでに先生がお作りになったポップな曲を歌っていたのに、私はデビュー曲以外、バラードが続いていたんですね。

 スタッフも私をどう売ろうか悩んでいたんだと思うんですよ。その頃、コカ・コーラのCM出演が決まって、それに合わせてサビの部分だけできていたのが『ナンシー』で、「あ、うれしい、やっと明るい曲がもらえた」と……。

岩崎:優チャンにピッタリだった!

早見:ありがとうございます。その後に続いた『渚のライオン』『ラッキィ・リップス』までの「三部作」は私にとっての人生の宝物だと言っても過言ではありません。

山田:それにしても、あの頃はリリースのサイクルが速かったですよね。

岩崎:歌番組も本当に多かったから。いまでは考えられないわよね。全曜日、全テレビ局に行って生放送で歌って、夜遅くなってからレコーディング……なんて……、よくやっていたと思います。

【プロフィール】
岩崎宏美(いわさき・ひろみ)/『スター誕生!』合格を機に1975年『二重唱(デュエット)』で歌手デビュー。以後『ロマンス』『思秋期』『聖母たちのララバイ』などヒット曲多数。デビュー45周年を記念したライブベストアルバム『LIVE BEST SELECTION 2012-2020 太陽が笑ってる』が発売中。

早見優(はやみ・ゆう)/1982年『急いで!初恋』で歌手デビュー。1983年、コカ・コーラのCMに出演し、BGMで使用された『夏色のナンシー』が大ヒット。上智大学比較文化学部日本文化学科を卒業。2020年10月から放送された「日清カップヌードル シーフードヌードル」のCMではデビュー当時と変わらぬ歌声を披露するなど、テレビ、舞台を中心に活躍。

構成/山田美保子
『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

◆撮影/田中智久

※女性セブン2021年1月7・14日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン