受診控えによって安寧を得たという証言だ。これらは慢性疾患の治療だが、急に体調が悪化した場合はどうすべきかも知っておきたい。医療ガバナンス研究所理事長で医師の上昌広氏が指摘する。
「経験したことのないような頭痛、胸の痛み、めまい、ろれつが回らないなどの症状が出たら、迷わず救急車を呼んでください。それ以外なら、まずは市販薬を試してみて、それでも症状が続いたら、オンライン治療をしているクリニックを予約しましょう」
コロナ禍では病院に行くリスクと行かないリスクを天秤にかけて、賢く判断することが望まれる。
※週刊ポスト2021年1月1・8日号