最近はテレビの歌番組が少なくなりましたが、全国にネットワークを持ち、『のど自慢』や『うたコン』など、生放送の音楽番組をいくつも制作しているNHKが日本のライブエンタテインメントに果たす役割は大きいと思っています。特に紅白は大衆音楽の歴史ですし、継続は力ですから、今後も使命感を持って続けていってほしいですね。
【プロフィール】
都倉俊一(とくら・しゅんいち)/東京都出身。学生時代をドイツで過ごし音楽の基礎を学ぶ。1969年、作曲家としてデビュー後、数々のヒットを放ち、海外でも音楽活動を展開。現在は日本音楽著作権協会特別顧問、アジア・太平洋音楽創作者連盟会長などの要職を務める。2018年文化功労者。
※週刊ポスト2021年1月1・8日号