対照的に、2016年に不倫が発覚したベッキーさんの会見では、質問を受け付けずに一方的に自分だけしゃべって終わり。これでは聞いているほうは消化不良を起こします。あれならやらないほうが良かった。会見するなら、追い詰められてもきちんと答えるべきです。
想定外の質問が来たら、自分の家族が一番大切だという立場を貫けば、おのずと正しい答え方が見えてくるものです。そして、不倫相手に対しては平謝りでいいんです。家族が大事だという気持ちを伝えられれば、テレビの場合はスポンサーの手前、復帰させやすいんです。不倫の場合、傷ついたのが不倫相手であれば、ある程度は自業自得ですから許されるところはあります。しかし、家族をないがしろにしたらスポンサーだって復帰を認めるわけにはいかなくなる。
唐田えりかさんとの不倫が発覚した東出昌大さんのケースでは、囲み取材(2020年3月)で「最も謝罪しなければならないのは妻(杏)に対して」と言いながら、「唐田さんが好きなのか、杏さんが好きなのか」と聞かれて、「申し訳ございませんが、お相手のこともあるので、また私の心の内をここで話すことは妻を傷つけることになるので話せません」と言ってしまった。不倫相手に気を使い、妻をないがしろにしている発言です。これで墓穴を掘りましたね。