だから欧米では、マイバッグは危険だからと、レジ袋の有料化を一時的にストップしたところもあるのです。日本政府は、環境対策するのが流行だからと計画通りに有料化を実施し、コロナの流行は気にかけていなかった。いったん決めたら動かない日本の役所の欠点が出ている「天下の愚策」だと思います。小泉進次郎・環境相が言っていることも中身がない。もうちょっと自分の頭で考えてもらいたいと思いますね。せめていったん政策を停止すべきです。
それから、マイバッグが普及したことで万引きの件数が相当増えているようです。バッグを持って買い物をするから、パッと商品を入れやすいわけです。店舗側も非常に困っているそうです。店としては、1枚3~5円の有料化による利益より、増加した万引きの被害のほうが大きいのです。
マイバッグを持つ人が増えたとか、レジ袋の消費量が減ったといった、有料化のメリットばかりがアピールされていますが、本来なら、それによって「どれだけプラスチックごみが減ったのか」とか、「スーパーでコロナ感染した人数」とか、「万引き件数の増加」などのデータもきっちり出して、この政策が良いのか悪いのか国民的な議論をすべきなのです。