スポーツ

東京五輪、規模縮小なら開催可能? 米テレビ局の動きは予測不能

田中希実は(時事通信フォト)

1500m、3000mで日本記録を持ち5000mで東京五輪内定も果たしている田中希実選手(時事通信フォト)

 新型コロナウイルス感染拡大によって、2020年から2021年に開催が延期となった東京五輪。いまなお本当に開催できるのかどうか、難しい状況だが、代表選考会などのニュースが増えている。

「日本では、初夏から野球、相撲、Jリーグなどのプロスポーツを開催してきた実績があり、プロ野球はキャパ50%で行って、感染が確認されたのは2人だけ(NPB〈日本野球機構〉の発表より)。

 この春には、水泳などでオリンピック会場を使ったトライアル大会が行われるなど、選手や運営側では着々と開催する方向で準備し動いています。もちろん国によっては選手を派遣しない可能性もないわけではないが、五輪開催は前向きに進んでいくでしょう」

 そう期待を寄せるのは、スポーツキャスター&ライターの青島健太さん。

 一方、スポーツジャーナリストの生島淳さんは慎重派だ。「おそらく規模を縮小する形で五輪は開催されると思いますが、水泳や陸上の五輪代表が6月のトライアルで決まるアメリカの動向が気になります。ここで新型コロナ感染拡大で五輪代表を選べないような事態になったら、米国テレビ局がどう動くか予測不能ですね」

 開会式・閉会式の簡略化や、マスコミの受入数を減らすなどして300億円を削減。3月までには、最終決定が下される予定だ。

 では、東京五輪で期待できる日本人選手は誰なのか?

「5000m走の田中希実選手は陸上部に所属せず、お父さんがコーチで、日本記録を次々塗り替えた。自立していて強い選手です」(青島さん)

「水泳では復調してきた萩野公介選手と、平泳ぎで伸び盛りの佐藤翔馬選手が注目です。2人は五輪が1年延びて幸運でしたね」(生島さん)

関連キーワード

関連記事

トピックス

全米の注目を集めたドジャース・山本由伸と、愛犬のカルロス(左/時事通信フォト、右/Instagramより)
《ハイブラ好きとのギャップ》山本由伸の母・由美さん思いな素顔…愛犬・カルロスを「シェルターで一緒に購入」 大阪時代は2人で庶民派焼肉へ…「イライラしている姿を見たことがない “純粋”な人柄とは
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
JR東日本はクマとの衝突で71件の輸送障害 保線作業員はクマ撃退スプレーを携行、出没状況を踏まえて忌避剤を散布 貨物列車と衝突すれば首都圏の生活に大きな影響出るか
NEWSポストセブン
真美子さんの帰国予定は(時事通信フォト)
《年末か来春か…大谷翔平の帰国タイミング予測》真美子さんを日本で待つ「大切な存在」、WBCで久々の帰省の可能性も 
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《全国で被害多発》クマ騒動とコロナ騒動の共通点 “新しい恐怖”にどう立ち向かえばいいのか【石原壮一郎氏が解説】
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
ことし“冬眠しないクマ”は増えるのか? 熊研究の権威・坪田敏男教授が語る“リアルなクマ分析”「エサが足りずイライラ状態になっている」
NEWSポストセブン
“ポケットイン”で話題になった劉勁松アジア局長(時事通信フォト)
“両手ポケットイン”中国外交官が「ニコニコ笑顔」で「握手のため自ら手を差し伸べた」“意外な相手”とは【日中局長会議の動画がアジアで波紋】
NEWSポストセブン
11月10日、金屏風の前で婚約会見を行った歌舞伎俳優の中村橋之助と元乃木坂46で女優の能條愛未
《中村橋之助&能條愛未が歌舞伎界で12年9か月ぶりの金屏風会見》三田寛子、藤原紀香、前田愛…一家を支える完璧で最強な“梨園の妻”たち
女性セブン
土曜プレミアムで放送される映画『テルマエ・ロマエ』
《一連の騒動の影響は?》フジテレビ特番枠『土曜プレミアム』に異変 かつての映画枠『ゴールデン洋画劇場』に回帰か、それとも苦渋の選択か 
NEWSポストセブン
インドネシア人のレインハルト・シナガ受刑者(グレーター・マンチェスター警察HPより)
「2年間で136人の被害者」「犯行中の映像が3TB押収」イギリス史上最悪の“レイプ犯”、 地獄の刑務所生活で暴力に遭い「本国送還」求める【殺人以外で異例の“終身刑”】
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン