担当医師や看護師、助産師などのこまやかなサポートを受け、無事に出産を終えた。待望のベビーを見つめるまなざしは優しく、すでに母親の顔に

担当医師や看護師、助産師などのこまやかなサポートを受け、無事に出産を終えた。待望のベビーを見つめるまなざしは優しく、すでに母親の顔に(写真/オフィシャルblog『マーサ!マーサ!タカハシマーサ!」より)

「会社員として働いていると、社会の理不尽さを感じることが多々あります。例えば、私がやるはずだった仕事がほかの人の担当になったり、同じことをしても私は怒られるのに、まったく怒られない人もいる。理由もわからない理不尽なことばかり。

 でも、後になって考えてみれば、人間だから、馬が合う・合わないということもあるんですね。もちろん努力は惜しみませんが、どうにもならないことに執着しても意味がない。それなら前向きにスイッチを切り替えた方が心もずっと穏やかでいられることに気づいたのです。

 それと、医療従事者のかたがたが必死の思いでお仕事をされている姿を目にするにつけ、『病院内でコロナ患者を出してはいけない』『妊婦さんが安心してお産をできる場所を確保しておかねばならない』という強い思いが伝わってきて、面会制限などについての医師からの説明がストンと腑に落ちたんです。里帰り出産を断念せざるを得ない妊婦さんだってたくさんいたでしょうし、思っていた通りのお産ができなかったのは私だけではありませんから」

 そして、何よりも勇気づけてくれたのは、お腹のなかに宿った尊い生命の存在だった。

「実は、両親(父・高橋英樹さん・76才、母・美恵子さん・72才)がなかなか子宝に恵まれなくて、母は私を産むまでに流産を3回経験しているんです。私自身も若い頃から生理不順だったり体重の増減が激しくて、“もしかしたら子供に恵まれないかも”という漠然とした思いがずっと心のなかにありました。子供を授かるなんてことは私にとっては奇跡に近いことだったので、不安より喜びの方が大きかったですね。だからコロナ禍という状況下でも、あまり気落ちしなかったということもあります」

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