玉那覇氏は今、病気の予防・治療を目的とした「断食道場」を主宰している。3日間のコースでは、青汁を中心とした飲み物を昼と夕に摂るのみ。それにより、腎不全が治ったり、難病を克服した人もいるという。
小食・断食の他に玉那覇氏は日々、「皮膚を鍛える」ことも実践している。
「皮膚を、内臓と同じく疎かにしないことが大切です。具体的には、入浴時に温冷浴を1分ずつ繰り返して皮膚を刺激する。私が50年間風邪をひかないのは、皮膚を鍛えて免疫力を高めているおかげだとも思っています。これも薬いらずの体でいられる秘訣です」
玉那覇氏の健康法は家族にも受け継がれているという。
「今は妻は老人ホームに入居中で私は1人暮らしですが、子供は4人、孫11人、ひ孫が2人います。子供といっても長男は73歳で、沖縄で開業クリニックの院長をしています。朝食抜きの『1日2食』を実践してくれていて、体調はいいと言ってくれています」
薬を飲まず体が持つ自然治癒力で治す。玉那覇氏のこの姿勢から学ぶことは多い。
※週刊ポスト2021年1月29日号