4年連続日本一と黄金時代を迎えている福岡ソフトバンクホークス。史上初の無観客開催となった今年のキャンプでは、選手そっちのけで“次期監督争い”に注目が集まる。これまで城島健司・王貞治会長付アドバイザー(44)が有力視されていたが、今季から小久保裕紀氏(49)がヘッドコーチに就任した。
「小久保ヘッド就任は王会長マターの人事と言われています。次期監督候補でありながら、なかなか気合が入らない城島アドバイザーのカンフル剤という側面があると見られています。実際、城島アドバイザーは新人合同自主トレに顔を出すなど昨年よりやる気を見せていた」(ソフトバンク球団関係者)
だが、この次期監督争いが、肝心の選手にとってどう働くか、疑問の声があがっている。
「現役時代の2人はチームの主力ながら会話らしい会話もなかった。小久保ヘッドもテレビ番組で、“現役時代に一度も食事をしたことがない”と告白しています。お互い打撃論には自信があるだけにどこまで選手の指導法でコミュニケーションをとれるか。まさか足の引っ張り合いはないと思いますが……」(同前)
※週刊ポスト2021年2月19日号