国内

石田純一「僕のコロナ後遺症は体よりバッシングのストレス」

バッシングが一番つらかった(時事)

バッシングが一番つらかった(時事)

 2020年4月、タレントの石田純一氏(67)は北関東のゴルフ場かその夜の会食でコロナに感染したとみられ、4月14日に感染が発覚、入院した。一時は血圧が下がってICUに入る寸前まで悪化したが、5月に退院して現在は回復している。この感染については、すでに緊急事態宣言が発出されているなかで仕事とはいえ沖縄に出かけたことが批判され、回復後も長くバッシングを受けた。

『週刊ポスト』(2月8日発売号)では、コロナ後遺症について17ページにわたって特集しているが、そこで取材に答えた石田氏は、退院後の体調について赤裸々に語っている。一方で、石田氏のケースで特異なのは、やはり患者や元患者に対する猛烈な批判が続いたことだ。一連の「社会的後遺症」についてどう感じているか、改めて聞いた。

 * * *
 4月14日の朝に38.8度の熱が出て、その日に入院し、一時はかなり悪化しましたが奇跡的に助かりました。5月12日に退院してからも、しばらくは自宅でも子供や家族と接触しない隔離生活をしていて、通常生活に戻ったのは6月になってから。

 肉体的な後遺症というのは目立ったものはなかったのですが、日課のランニングでは息苦しい感じがしますね。ただ、これは歳のせいかもしれないので、はっきり後遺症だとは言えないんです。野球でノックしてもキャッチャーフライが打てなくなったとか、ゴルフで思うようなスイングができないとか、柔軟性が落ちたといった実感はあるのですが。

家族の危険を感じたこともあったという(時事)

家族の危険を感じたこともあったという(時事)

 僕の場合、コロナの後遺症というのは精神的なものでしたね。僕が言うと冗談みたいになっちゃうかもしれませんが、とにかく叩かれまくりましたから。先日の『週刊新潮』でも、今回の緊急事態宣言の発出後に3人で食事をしたことを10人で、と書かれちゃったり、今年になって始めたYouTubeでも、あることないこと書かれて、批判めいたコメントもたくさんあります。僕だけでなく、家族が身の危険を感じるような脅迫まがいのこともされましたから、そういったストレスはかなり感じています。

関連キーワード

関連記事

トピックス

62歳の誕生日を迎えられた皇后雅子さま(2025年12月3日、写真/宮内庁提供)
《愛子さまのラオスご訪問に「感謝いたします」》皇后雅子さま、62歳に ”お気に入りカラー”ライトブルーのセットアップで天皇陛下とリンクコーデ
NEWSポストセブン
今回の地震で道路の陥没に巻き込まれた軽自動車(青森県東北町。写真/共同通信社)
【青森県東方沖でM7.5の地震】運用開始以来初の“後発地震注意情報”発表「1週間以内にM7を超える地震の発生確率」が平常時0.1%から1%に 冬の大地震に備えるためにすべきこと 
女性セブン
竹内結子さんと中村獅童
《竹内結子さんとの愛息が20歳に…》再婚の中村獅童が家族揃ってテレビに出演、明かしていた揺れる胸中 “子どもたちにゆくゆくは説明したい”との思い
NEWSポストセブン
日本初の女性総理である高市早苗首相(AFP=時事)
《初出馬では“ミニスカ禁止”》高市早苗首相、「女を武器にしている」「体を売っても選挙に出たいか」批判を受けてもこだわった“自分流の華やかファッション”
NEWSポストセブン
「一般企業のスカウトマン」もトライアウトを受ける選手たちに熱視線
《ソニー生命、プルデンシャル生命も》プロ野球トライアウト会場に駆けつけた「一般企業のスカウトマン」 “戦力外選手”に声をかける理由
週刊ポスト
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン