国内

眞子さま結婚問題に言及 陛下から殺伐とした秋篠宮家へのメッセージか

2月23日にお誕生日を迎えられた天皇陛下(写真/宮内庁提供)

2月23日にお誕生日を迎えられた天皇陛下(写真/宮内庁提供)

 お誕生日を前に行われた天皇陛下の記者会見(2月19日)での発言が波紋を呼んでいる。今や皇室全体を揺るがす問題となった眞子さまの結婚問題について、陛下は、

《眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》

 と、ご発言。眞子さまに対する“最後通告”とも取れる、踏み込んだ内容に衝撃が走った。皇室関係者によれば、

「陛下は本来、他人の行いに言葉を挟まれる方ではない」という。ましてや、眞子さまは愛子さまの姉代わりの存在でもあり、かわいい姪でもある。できることなら、静かに見守り、ご結婚を祝福したいお気持ちもお持ちだっただろう。

「そうしたお人柄の陛下が今回のような発言をせざるを得なかったのは、“皇室の長”というお立場ゆえの、やむにやまれぬ強いお気持ちがあったのでしょう」(皇室関係者)

 陛下は眞子さまのご結婚について、《国民の間で様々な意見があること》をお認めになった。まずは、国民に寄り添われる、それこそが陛下が最優先にされるお考えなのだ。その発言には、眞子さまのお気持ちが、国民の気持ちと乖離していることへの懸念が感じられる。

 眞子さまは昨年11月、ご結婚に関する「お気持ち」を記された文書を発表された。そこでは、《天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げ》たこと、そして、両陛下が《私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている》ことが記された。

「眞子さまの発表された文書を読む限り、陛下は眞子さまのご結婚に『お墨付き』を与えているかのような印象を抱きました。ですが、その実はまったく違ったということでしょう。陛下と眞子さまの間には、はっきりとした温度差があることが示されたのです。眞子さまがご自分のお気持ちを優先して結婚を強行しようとされることで、皇室の中で孤立状態にある現状が浮き彫りになったのです」(皇室ジャーナリスト)

 背景には、コロナ禍で皇族方のお出ましが減り、国民と皇室のつながりが希薄になりかねない現状もあるだろう。そんな世相の中で、皇室のいちばんの話題が眞子さまのご結婚。そうした状況は、国民に寄り添うことを願われる陛下にとって、喜ばしいことであるはずがない。

 陛下の“注文”は、秋篠宮ご夫妻にも向けられている。秋篠宮家は「将来の天皇家」でもある。だが、眞子さまのご結婚の騒動で国民からの風当たりは厳しい。皇室の将来を思うと、陛下のご懸念はいかばかりだっただろう。

「陛下は『ご両親』という言葉で、秋篠宮ご夫妻にも言及されました。本来、眞子さまをいさめる立場にあるのは、ご両親である秋篠宮さまご夫妻です。ご夫妻に対して“秋篠宮家の問題なのだから、家族で話し合って解決してほしい”というメッセージを、お伝えになったのではないでしょうか」(皇室記者)

関連記事

トピックス

運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン