ホテル暮らしの決め手は客室面積と朝食メニュー

 以上のようなブランドをはじめ、筆者は多くのサービスアパートメント体験をしてきたが、中・長期滞在という点から以下の点は重視すべきポイントといえる。

・部屋/面積、窓、デスク、調度品・備品、キッチン(器具・食器)、洗濯機
・サービス/ラウンジ、朝食、コンシェルジュ
・付帯施設/ジム、スパ、サウナ
・アクセス/最寄り駅・路線、駐車場の有無・料金
・周辺環境/飲食店、ウォーキング・ランニング

 まず、客室面積でいえば最低30平方メートル以上は条件といえる。20平方メートル未満だとベッドとデスクがせいぜいだ。それなりのベッドにデスク、そしてソファやテーブルは欲しいところ。そうした点でもやはり30平方メートルはひとつの基準となる。

 また、大きな窓、できれば少しでも開閉できればベターだ。前述のドーミーレジデンスではバルコニーが備えられていて気分転換に最高だった。

バルコニーもあって開放的なドーミーレジデンス市ヶ谷(筆者撮影)

バルコニーもあって開放的なドーミーレジデンス市ヶ谷(筆者撮影)

 朝食という点では、内容に日々変化が見られるかはポイントだ。日々異なる定食メニューを導入する施設もあるが、徹底した感染症対策のもとブッフェ形式も徐々に再開されつつある。ブッフェであれば好みのメニューをピックアップすることで変化はつけられそうだが、とはいえこれも毎日同じ内容のブッフェでは辛くなるシーンもあるだろう。

 客室に籠もりがちな生活においては、運動環境も重視すべき点だ。施設内にジムなど設けるサービスアパートメントは多いが、施設周辺が快適に散歩やランニングなどできる環境か否かも重視したい人はいるだろう。

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