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アルファタウリで働く日本人女性マネージャー F1最前線と角田裕毅を語る

昨年はFIAルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた角田裕毅選手。F1での日本人初優勝の期待がかかる

昨年はFIAルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた角田裕毅選手。F1での日本人初優勝の期待がかかる

──どのような経緯でアルファタウリで働くことになったのでしょうか? その前は、サッカーチームで働かれていましたよね。

本村:日本生まれの日本育ちで、もともとは英語ぎらいだったんですが、大学時代に初めてヨーロッパに旅行したらものすごく楽しかったんです。で、当時、イギリスのアーセナルでプレーしていた稲本潤一選手のファンだったこともあり、大学卒業後、一年間、ロンドンに留学しました。でも、海外で働くのは難しいと思って、一度は日本で就職したんですが、ヨーロッパへの思いが断ち切れなくて、ロンドンに戻ってしまいました。

 そこから私の海外生活が始まります。マンチェスター・ユナイテッド、リバプールFCで働いた後、スペインの大学(レアル・マドリード大学院)でスポーツビジネスMBAを取得しました。イギリス以外で働いてみたいと思っていたときに、FIFAマスターに通っていた友人に薦められて、スペインの大学院への進学を決めたんですね。その後、LinkedIn経由でアルファタウリチームから声をかけてもらい、採用に至ったという流れです。

──サッカーからF1へ。イギリスからイタリアへ。大きなキャリアチェンジのように感じます。

本村:スポーツもチームも変わって学ぶことは多いですが、私自身のやるべき仕事は変わっていません。チームを使ってスポンサーさんの価値を最大化してもらうために私がいる。ただ、以前はイギリスのチームでしたから、イギリスとイタリアの違いは感じますね。

アルファタウリは日本をリスペクトしているチーム

──アルファタウリはイタリアの「ファエンツァ」を本拠地としたチームです。本村さんから見て、どんな雰囲気、カラーのチームでしょうか?

本村:総勢500人くらいの、明るく楽しく陽気な、イタリアらしいチームです。といっても、レッドブルの会社なのでドイツ語圏の人もいるし、私のようなアジア圏もいる。イギリス時代と違うのは、皆がマルチリンガルで、何か国語もしゃべるのが当たり前のチームだという点ですね。イギリスにいたときは、英語にコンプレックスを感じることが多かったんです。イギリス英語を話さないと、ちくっと嫌味を言われることもありました。イタリアに来て、ほとんどの人にとって英語が第二言語の環境になって、言葉の上でストレスが減りました。

──多国籍チームのなかで、コミュニケーション上困ることはありませんか?

本村:今のところありません。仕事では英語を使うのですが、やっぱりイタリアのチームなので、イタリア語も勉強しています。イタリア語で話すと喜ばれるし、イタリア語ができたほうが、日常生活も楽しめますから。

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