戸籍法107条には〈やむを得ない事由によって氏を変更しようとするときは、戸籍の筆頭に記載した者及びその配偶者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない〉、そして同条2項には〈正当な事由によって名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て、その旨を届け出なければならない〉と定められている。
判例では、“結婚当時の姓を夫婦どちらかが強引に決めていた”といった理由で改姓が認められたケースがある一方、結婚して一度は夫の姓になったあとに「妻が実家の姓を継ぎたくなった」といったように廃絶した家の復活や祖先の氏に復することのみを目的としたケースでは「やむを得ない事情とは認められない」といったケースがあった。もう一つの方法としては、夫が妻側の親と養子縁組をして姓を変えるというものがあるが、いずれにしても姓は簡単に変えられるものではないのだ。
今年1月には、國光氏は自身の会社の商号を「株式会社AKIRA」から「株式会社コバヤシテレビ局」に変更している。2人で配信していたYouTubeのチャンネル名だ。「小林」の名前を前面に出した形だが、1月18日にはそのYouTubeチャンネルも終了することが報告された。
國光氏が小林姓になった理由はわからない。しかし、小林家の知人は「麻耶さんを利用して知名度を上げているようにしか感じられなかった」と語っている。小林を心配した周囲が彼女に「いろいろな話をした」という証言もあり、一連の経緯が今回の別居につながったのかもしれない。