芸能

清原果耶が名匠から引っ張りだこ状態 カギは「分厚い演技」

5月スタートのNHK朝ドラ「おかえりモネ」でヒロインを演じる(時事通信フォト)

5月スタートのNHK朝ドラ「おかえりモネ」でヒロインを演じる(時事通信フォト)

 俳優の成田凌とダブル主演を務めた『まともじゃないのは君も一緒』(3月19日公開)をはじめ、今年続々と出演映画が公開されている女優の清原果耶(19)。昨年3月に高校を卒業し、本格的な芸能活動をスタートさせてから丸1年、彼女は着実に成果を上げている。

 2015年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で中学生にして女優デビューを飾った清原。その後はテレビやCM、映画などで活躍を続け、2018年にはドラマ『透明なゆりかご』(NHK総合)で初の主演に挑戦。作品の高い評価も相まって数多くの賞を受賞した。

 同年には10代女性向けのファッション誌『Seventeen』の専属モデルにも抜擢。翌2019年には単独で表紙を飾るほか、連載「かやのなんやかんや」もスタートし、ポップアイコンとして同世代の若者を中心にカリスマ的な人気を集めるようになっていく。

 2020年3月に高校を卒業すると、上京して本格的な芸能活動を開始。藤井道人監督の話題作『宇宙でいちばんあかるい屋根』で映画初主演を務め、人気歌手のCoccoが作詞・作曲を手がけた主題歌「今とあの頃の僕ら」では、前年に公開された映画『デイアンドナイト』に続き歌唱の才能も披露した。

 とりわけ2021年に入ってからは矢継ぎ早に出演映画が公開されている。『花束みたいな恋をした』では物語のキーとなる人物を演じ、前述の『まともじゃないのは君も一緒』では主演として活躍。他に『砕け散るところを見せてあげる』や『護られなかった者たちへ』の公開も予定されており、コロナ禍のため公開延期となったもののヒロインを務めた『夏への扉 —キミのいる未来へ—』も控えている。

 飛躍を遂げつつある彼女の魅力について、映画ライターのSYO氏が分析する。

「清原果耶さんの魅力はやはり、第一に図抜けた演技力といえるでしょう。とことん役と向き合い、台本を読み込み、綿密な演技プランを立てて自身の最適解を導き出し、観る者の心を震わせる分厚い演技を繰り出す。

 ヒロインを演じた2017年公開の『3月のライオン』では『るろうに剣心』の大友啓史監督、『デイアンドナイト』『宇宙でいちばんあかるい屋根』では『ヤクザと家族 The Family』の藤井道人監督と組むなど、名匠たちから引っ張りだこなのも納得です」

関連キーワード

関連記事

トピックス

クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン