錦野旦は、夫婦で「墓」を整理

錦野旦は、夫婦で「墓」を整理

 コメディアンの大村崑(89)は、思い入れのある“資産”を手放した。

「僕は若い頃から車が好きで、20代に運転免許証を取得していました。ヨーロッパ旅行でベンツのタクシーのドアを閉める重厚な音に感激して、ベンツを買いました。それも白の左ハンドルで最高級車でした。まだ日本ではベンツがほとんど走っていない時代で、みんな振り返っていましたね。以来、何台ものベンツを乗り換えました。80歳になっても運転には不安はなく、4年ほど前までは散髪に行くのも自分で運転していました」

 ところが、仕事が昔のように殺人的なスケジュールではなくなったので、移動にタクシーや電車を使うようになると、心の変化があったと言う。

「地下鉄に乗ると、いろんな出会いがあって楽しいんですよ。みんなが声を掛けてくれるし、電車での若者たちの生態も勉強になる。都会に住んでいることもあって、自動車を使わなくても公共交通が便利で生活に不自由がなかった。だから次の車を買わずに、持っていた車を売ってしまいました。

 それで1年ほど車がなくてもいい生活をしてみて、次の誕生日の更新のタイミングで免許を返納することにしたんです。運転には自信がありましたが、高齢者の重大事故が増えていて過信はいけないとも思う。思い切って返納しましたが、今はすがすがしい気分ですね」

※週刊ポスト2021年4月9日号

コメディアンの大村崑(写真/共同通信社)

コメディアンの大村崑(写真/共同通信社)

関連キーワード

関連記事

トピックス

プロ棋士の先崎学九段(左)と日本推理作家協会の将棋同好会代表を務める小説家の葉真中顕氏
【2026年の将棋界を展望】崩れ始めた「藤井聡太一強」時代、群雄割拠を抜け出すのは誰か? 伊藤匠二冠だけじゃないライバルたち、羽生世代の逆襲はあるか【先崎学氏×葉真中顕氏対談】
週刊ポスト
米国によってニコラス・マドゥロ大統領が拘束された(時事通信フォト、AFP=時事)
「本当に悪い人間はまだ残っている」ベネズエラ人男性が語る“死の特殊部隊FAES”で統治された恐怖政治の“本当の黒幕”
NEWSポストセブン
中国人インフルエンサーがカンボジアの路上で変わり果てた姿で発見された(TikTokより)
《へそ出しタトゥー美女の変わり果てた姿》中国インフルエンサー(20)がカンボジアの路上で発見、現地メディアに父親が答えた“娘と最後に連絡した日”【髪はボサボサ、うつろな表情】
NEWSポストセブン
米国によってニコラス・マドゥロ大統領が拘束された(時事通信フォト)
《大統領拘束を歓迎するベネズエラ国民の本音》「男女ともに裸にし、数日間眠らせず、窒息を繰り返させる…」国連に報告されていた“あまりに酷い拷問のリアル”
NEWSポストセブン
運転席に座る中居(2025年12月下旬)
《三歩下がって寄り添う高級ジーンズ美女》中居正広を今もダンサー恋人が支える事情「この人となら不幸になってもいい…」過去に明かしていた結婚観との一致
NEWSポストセブン
一般参賀にお姿を見せた上皇さまと美智子さま(時事通信フォト)
《新年を寿ぐホワイトドレス》「一般参賀に参加いただく必要があるのか?」美智子さま“お手振りなし異変”報道で波紋…上皇ご夫妻が行事に込める「内に秘められた心の部分」
NEWSポストセブン
茨城県水戸市のアパートでネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された
《水戸市・31歳ネイリスト女性死亡》「『誰かのために働きたい』と…」「足が早くて活発な子」犯人逃走から6日間、地元に広がる悲しみの声
NEWSポストセブン
浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化
《声をかけて寄り添って》浅田真央と村上佳菜子の“断絶関係”に変化 沈黙から一転、見られていた「雪解けの予兆」
NEWSポストセブン
新宿の焼肉店で撮影された動画が物議(左は店舗のInstagramより、右は動画撮影者より提供)
《テーブルの上にふっくらとしたネズミが…》新宿・焼肉店での動画が拡散で物議、運営会社は「直後に殺処分と謝罪」「ねずみは薬剤の影響で弱って落下してきたものと推察」
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された秋篠宮家次女・佳子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀で見せた“ハート”》佳子さま、“お気に入り”のエメラルドグリーンドレスをお召しに 刺繍とハートシェイプドネックがエレガントさをプラス
NEWSポストセブン
元仙台高裁判事の岡口基一氏
「裁判所当局が嫌がった核心は白ブリーフだった」 弾劾裁判で法曹資格を失った岡口基一氏が振り返る「岡口裁判の急所」とは 裁判所と司法記者クラブの問題点も指摘
NEWSポストセブン
新年一般参賀に出席された皇后雅子さま(2026年1月2日、撮影/黒石あみ)
《新年一般参賀の“ブルーリンク”コーデ》皇后雅子さまはスタンドカラーでフォーマルに、愛子さまはマオカラー風で親しみやすさを演出
NEWSポストセブン
トランプ大統領と、金正恩氏(AFP=時事)
トランプ大統領は金正恩氏を「マドゥロ方式」で拘束できるのか──荒唐無稽と笑えなくなった国際政治の危険な“初夢”
NEWSポストセブン