女優としての評価とスタッフからの評判が重なってか、この4月期、7月期のドラマと連続での出演が決まっている。そんな順風満帆な仕事面とは裏腹に、移籍当時から田中を担当してきたAさんが、この3月末をもって退社したのだ。田中を古くから知る芸能関係者は「またか…」と顔をしかめる。
「実は、前の事務所では、田中さんが所属していた約6年間に4回もマネージャーが変わっていたんです。あまりにコロコロ変わるので、テレビ局の人が“名前を覚える暇がない”とボヤいていたほど。一部では“マネージャークラッシャー”との異名でささやかれているんですよ」(芸能関係者)
どれぐらいクラッシャーだったかというと、
「例えばマネージャーと一緒にいるときでも、直接会話をせずにLINEで『あれを買ってきて』と指示を出す。その後の対応が気に入らないと、1日無視されることもあったとか。
仕事現場に行くときはマネージャーが車で送迎するのが基本ですが、時間通りに自宅へ迎えに行くと何の連絡もせずに、自分でタクシーに乗って現場に向かってしまうこともあったらしいです。ついには自分のプライベートの買い物の送迎にまで駆り出して、買いものが終わるまで待機させていたらしいですよ」(前出・芸能関係者)
このエピソードをもって田中とAさんとの関係性に言及するのは早計だが、田中にはマネージャーに強く当たる理由があると、言うのは別の芸能関係者だ。
「田中さんは“求められている場所で全力でやりきる”という気持ちが強い。仕事面に対してはかなりストイックで、妥協は一切しない。仕事に根を詰めている分、マネージャーさんに対する配慮が足りない時があるのかもしれません。
Aさんは広末さんや唐田さんといった、週刊誌を賑わせてきた人たちと接してきた方。“曲者”には慣れていたはずです。その彼女でも、田中さんの担当は大変だったのかもしれませんね……」(別の芸能関係者)
田中の所属事務所に聞くと、「(Aさんの退社は)事実です。家庭の事情により退社しました」とのことで、あくまで個人的な理由での退社だと説明した。
田中は以前、テレビのインタビューでは自分を「面倒くさい性格」と表現していたが、仕事に真摯に向き合っている証拠とも言える。伴走するマネージャーも一筋縄ではいかないはずだ。