ライフ

出戻り娘が実家でモンスター化 母が仕掛けた「居心地悪くする作戦」

ああ

いくら母娘でも礼儀を忘れていけない(写真はイメージ)

 親にとって子供は何歳になっても可愛いもの。しかし、いくら子供だといっても、許せる範囲には限度がある。60才パートのAさんは、離婚して出戻ってきた32才の娘が“モンスター化”して困っている。Aさんが実体験を明かす。

 * * *
 32才になる一人娘が一昨年、離婚して出戻ってきました。原因は夫の浮気だったため、意気消沈する娘があまりに不憫で、私たちもアレコレ世話を焼いていました。その甲斐あって、1年もすると元気が戻り、

「やっぱり実家が最高だわ」

 と、笑顔を見せるように……。元気になってくれたのはうれしいんだけど、そりゃ最高でしょうよ。だって、家にお金は一切入れず、収入は全額、大好きなアイドルのグッズの購入費用に。家事も一切やらず、食っちゃ寝状態。朝なんて、私が夫の朝食と弁当を作っている脇で、

「ママ〜、私はトーストとサラダ、ヨーグルトでいいから。コーヒーはカフェオレで。簡単な朝ご飯で親孝行でしょ」

 なんてぬかすんです。簡単なら自分で作れっていうの。さらに、ドライヤーだの加湿器だのと家電をよく使うから、電気代が月5000円以上アップ……(怒)。堪忍袋の緒が切れ、家にお金を少しでも入れるように伝えると、

「いまはないから、代わりにママたちのスマホを安いプランに変えてあげる」

 と、私たち夫婦のスマホの契約を変え、家族割を設定。確かに1人当たりの金額は安くなったのですが、明細書を見ると、娘のスマホ代まで私たちが払う契約になっていたんです。

 この一件があってから、心を鬼にして娘を追い出すことにしました。口で言っても聞かない娘ですから、家の居心地を悪くする作戦をとることに。たとえば、寝ている間にエアコンの設定温度を寒い日は低く、暑い日は高くしたり、湯を沸かそうと電気ポットのスイッチを入れたら、気づかれないように切って、湯が沸かないようにする。出かける日は車の鍵を隠す、お気に入りのハイヒールに犬のフンを入れておく、など……。

 1年コツコツ続けた結果、ついに、ひとり暮らしをしてくれることに。しかし、夫婦で手を取り合って喜んだのもつかの間。娘が出て行って数日後、

「お金がないから夕飯食べに行っていい?」

 とメールが。これを許すと元の木阿弥。いまのところ断っていますが、メールが来るたびにストレスになっています。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2021年6月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン