芸能

新曲再生数2億回突破のBTS 快進撃の背景に「ネーミング効果」

BTSは2020年のグラミー賞にも出席(写真/GettyImages)

BTSは米グラミー賞にも過去3度出席(写真/GettyImages)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、新曲を発表するや、大きな話題を呼んでいる「BTS(防弾少年団)」について。

 * * *
 今や世界的な人気を誇るK-POPグル―プ「BTS」。5月21日にリリースされた新曲『Butter』のミュージックビデオ(MV)は、公開からわずか4日間で、自己最速の再生数2億回を突破。YouTubeの週間視聴回数も過去最高の3000万回を記録し、新曲を発表する度に記録を塗り替えている。

 BTSは韓国出身の7人組の人気アイドルグループだ。時代を象徴するような、それでいて時代を変えてしまいそうな彼らは、「21世紀のビートルズ」、「YouTube時代のビートルズ」と称されることもある。

 昨年8月に発売された英語の楽曲『Dynamite』は、韓国人アーティストとして初めて米Billboardシングルチャートで1位に輝いた。70年代のディスコミュージック風のこの曲は、リズムに合わせて自然に身体が動くような軽快で明るく楽しい曲だ。ディスコを知っている年代の人たちにとってはどこか懐かしく馴染みやすいサウンドが、若い世代の人たちにとっては、これまでにない新しい魅力になっているらしい。

 私ごとながら、K-POPの男性グループにはこれまでほとんど興味がなかった。だがBTSの『Dynamite』 を初めてMVで見た時、韓国から魅力的なグループが出てきたものだと思った。曲が良かったのは言うまでもない。身長や体型といった外見の統一感とジェンダーレスで繊細な雰囲気を持つ7人が、ユニークな振付で、キレのあるハイレベルでシンクロ率の高いダンスと歌を披露していたのだ。

 だが、ネットの記事を検索すると、実は前から知っているグループだったことに驚かされた。BTSがデビューしたのは2013年、正式名称は「防弾少年団」で、韓国語で読むと「バンタンソニョンダン(Ban Tan Sonyondan)」になり、この頭文字からBTSと呼ばれていたのだ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
4月3日にデビュー40周年を迎えた荻野目洋子
【デビュー40周年】荻野目洋子 『ダンシング・ヒーロー』再ヒットのきっかけ“バブリーダンス”への感謝「幅広い世代の方と繋がることができた」
週刊ポスト
日本のブライダルファッションの先駆け的存在、桂由美さん
《芸能人も多数着用》桂由美さんが生前嘆いていた「ナシ婚」 ウエディングドレスで「花嫁を美しく幸せにしたい」強い思い
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン