大好きなホームウェアはスウェット!?

 さらに“寧々流”の真骨頂と言えば、やはりファッションだ。若いころから、帽子を取り入れることが多いという。

大塚寧々さん

意外にも自宅では「スウェットラブ」だという

「帽子は大好きです。たくさん持ってますけど、外に出る機会が少ないので、最近使ってないです……。ファッションに帽子を取り入れるのが難しいという人もいるけれど、逆に帽子があるだけでなんでも決まる、“帽子さまさま”な感じです。

 確かにあまりにつばが大きなものだとちょっと難しいけど……。かぶりやすくて、手に取りやすいもの、暑いなと思ったら、かばんに“ぽん”って入れたりできるような型崩れしないタイプが好きです」

 帽子好きは変わらないけれど、50代を迎えてからのファッションに何か変化はあったのだろうか。

「前よりも素材の心地よさを考えるようになったかもしれないですね。シルクも麻もコットンも気持ちいいし、自然素材のものを選んでいると、いつも気持ちがいいんです。あとはスウェット・ラブ。家ではほぼスウェットです(笑い)。

 いわゆる普通のスウェットが好き。逆にデニムはここ3年ぐらい履いてないかも。スウェットを履いちゃうと、デニムになかなか手が伸びないんですよね」

 撮影ではベージュのロングジレをこなれた感じで着こなし、晴れ渡るこの日の空のような鮮やかなスカイブルーのセットアップでは、シルエットを美しくひるがえす大塚さんの“スウェット・ラブ”発言に、一気に親近感がわいてくる。そんな大塚さんの、いまのファッションルールを聞いてみると――。

「色はたくさんは使いません。小物とかバッグに使う程度。あとはやっぱり着ていて心地が良いものを選びます」と即答。

「無理はしない。完璧にしない」

 好きな食べ物、好きなファッションに正直で、メリハリのある生活を楽しむ大塚さんに、同年代の女性へエールを送ってほしいとお願いすると、「あくまでも“私は”ですけど」と前置きをしながら、淡々と語ってくれた。

「結局、自分も健康で、家族も健康で、毎日笑っていられればそれでいいかな。そして無理はしない。完璧にしない。例えば、疲れていたら、掃除機を毎日かけなくても、“ま、いっか”とゆるい感じで。無理をしないで“ゆるくゆるく”ということを、いつもなんとなく実践しています。もちろん仕事は一生懸命しなきゃいけないけれど、仕事じゃないところでは、“ま、いっか”って。疲れたら休んでもいいんじゃないかな」

◆大塚寧々(おおつか・ねね)

1968年6月14日生まれ。東京都出身。日本大学藝術学部写真学科卒業。『HERO』、『Dr.コトー診療所』、『おっさんずラブ』など数々の話題作に出演。2002年、映画『笑う蛙』などで第24回ヨコハマ映画祭助演女優賞、第57回毎日映画コンクール主演女優賞受賞。写真、陶芸、書道などにも造詣が深い。夫は俳優の田辺誠一。一児の母。

撮影/LUCKMAN ヘアメイク/小田切ヒロ(LA DONNA) スタイリスト/安竹一未(kili office) 取材・文/田名部知子

ジレ、パンツ(ともにプレインピープル)、Tシャツ(ペレック/タク&コー)ネックレス、リング(ともにマリハ)、靴(カルチェグラム/デュプレックス)

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