◆プラスチック容器など、汎用性のない食器は使わない
食器は、食洗機・電子レンジ・オーブンOKの耐熱ガラスで、保存容器にもなるものにすると、洗い物が減る。
「私の場合、プラスチック容器は食洗機やオーブンに使えず、色移りもしやすいので手放しました」(唐仁原さん)
◆品数にこだわらず一汁三菜はやめる
「品数が少ないとダメ、というのは思い込み。調理の手間と家族の反応は比例しません」(唐仁原さん)
家族受けのよい大皿料理が2品程度あれば充分。調理法も、焼くだけなど、余計な手を加えなくてもおいしくできるものを選ぼう。
【4人の家事の達人】
知的家事プロデューサー 本間朝子さん/時間と無駄な労力を省くメソッド「知的家事」を考案。多くの主婦の悩みを解決し、家事家電や住設備のAI化にもいちはやく対応。『ゼロ家事』(大和書房)など著書多数。
家事研究家・翻訳家 佐光紀子さん/自然素材を使った家事の研究のほか、海外暮らしの経験から世界の家庭事情にも精通。近著は『なぜ妻は「手伝う」と怒るのか 妻と夫の溝を埋める54のヒント』(平凡社新書)。
複業ワーカー 唐仁原けいこさん/夫と運営する結婚相談所や代理店業などをこなす3児の母。コロナ禍に開設した「主婦業9割削減を目指すブログ」で注目を浴びる。著書に『主婦業9割削減宣言』(中央公論新社)がある。
シンプルライフ研究家 マキさん/ブログ「エコナセイカツ」で、時短家事のアイディアを発信中。主な著書に『しない家事』(すばる舎)、『なくす家事』(KADOKAWA)など。
取材・文/村重真紀 イラスト/尾代ゆうこ
※女性セブン2021年7月1・8日号