体に良いとされる和食も、見方を変えてみることが大切(写真/GettyImage)
カロリーハーフ食品に潜む危険
“ノンシュガー飲料”に“カロリーハーフドレッシング”など、スーパーやコンビニの食品売り場には“ヘルシー”をウリにした商品がずらりと並ぶ。しかし専門家たちの目線は厳しい。管理栄養士の伊達友美さんは特に「カロリーハーフの調味料」の危険性を指摘する。
「カロリーを半分にする代わりに、添加物や糖質を増やす商品も少なくない。たとえばカロリーハーフをうたうマヨネーズの中には、ノーマルタイプの3倍もの糖質が含まれている商品もある。キャッチコピーに騙されず、成分量をしっかりチェックして選んでほしい」
食中毒の時期がやってくる前に、これらのランキングを片手に冷蔵庫の中身を一掃するのもいいだろう。
「添加物たっぷりの加工食品のように、誰もが体に悪いとわかっている食品でなくても、多く食べすぎた結果、困った症状に悩まされている人は少なくありません。たとえば柑橘類なら1日1個まで、牛乳ならば1杯、納豆なら1パックというふうに、適量を心がけてさまざまな食品をバランスよく食べるのが何よりも大切です」(関口さん)
どんなに体にいいものも、過剰に食べれば害になる。種類はめいっぱい、分量は“腹八分目”を目指したい。
※女性セブン2021年7月1・8日号