4人は1時間ほどゲームセンターで遊ぶと、ホテルに戻っていったという。
翌20日は12時30分からジャイアンツ球場で巨人戦が行なわれたが、この日の巨人のシート打撃には2年ぶりに巨人へ復帰した山口俊が99番のユニフォームで登場。順調な調整をアピールした。甲子園では、1軍の首位・阪神と2位・巨人の直接対決があり、両チームが2つの球場で注目された1日だった。
2軍戦の阪神は、外国人登録枠入りを目指すチェン・ウェインが先発したが10球で降板。2番手に登場したのが加治屋で、3回まで投げて被安打2、1失点の内容だった。3番手に登板した守屋は2者連続ホームランを浴び2失点。その後、阪神が同点に追いつき、同点で迎えた9回裏に8番手として登板したのが湯浅だったが、岸田行倫にサヨナラヒットを打たれて負け投手となった。阪神は4失点だったが、そのすべては加治屋、守屋、湯浅の“ゲーセン組”が失ったものだった。ゲームセンターで騒いでいる場合だったのだろうか。
「東京都では6月20日まで緊急事態宣言が継続されていた。NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドラインでも遠征先での不要不急の外出は禁止されています。宿舎周辺での散歩やコンビニなどの買い物は認められているが、密になる可能性のあるゲームセンターは当てはまらないのでないか」(スポーツ紙デスク)
阪神球団に聞くと、「当球団では遠征地滞在中の不要・不急の外出と外食は禁止としており、ご指摘の行動は誠に遺憾であり、ゲームセンターへ赴いた4選手に対して既に厳重注意を行いました。当球団では現在も感染予防対策を行っておりますが、改めて対策の目的・内容について周知徹底を図り、感染予防と感染拡大防止につとめてまいります」(広報部)とのこと。
ただ、「2軍の選手に同情できる」という阪神OBの声もある。