小室圭さんと眞子さま(時事通信フォト)
メーガン妃の“暴露”はアメリカでは好意的に受け止められた
思い出されるのが、イギリス王室から離脱したヘンリー王子と妻・メーガン妃の“爆弾告白”だ。
アメリカ・CBSテレビのインタビューに応じたメーガン妃は、妊娠中に王室メンバーとの間で「生まれてくる赤ちゃんの肌の色は濃いだろうか」という人種差別的発言があったことを暴露。王室での孤立から自殺まで考えたとも打ち明けた。
この告白は全世界を揺るがすニュースとなり、英王室も「いくつかの記憶は異なるかもしれないが、問題は非常に重く受け止められ、家族でプライベートに対処される」というエリザベス女王の声明を発表するなど、対応に追われた。
英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子氏が言う。
「奔放な行動が批判されることも多いメーガンさんですが、この告白はアメリカでは『勇気ある行動』『権威への挑戦』と概ね好意的に受け止められました。アメリカの世論は『伝統』と『慎ましさ』が重んじられる日本とはかなり異なります。
もし小室さんが『日本の皇室は菊のカーテンに包まれた古い制度』『母子家庭のために差別され、偏見を持たれた』と告白すれば、詳しいいきさつを知らないアメリカの人々から同情が集まるかもしれません」
ヘンリー王子とメーガン妃は「出演料は受け取っていない」としているが、一方でCBSが支払った放映権料は700万~900万ドル(約8億~10億円)という報道もあった。
「もし小室さんが同様のインタビューを受ければ、高額の“謝礼”が発生するでしょう。
今後、小室さんには1300万円以上と言われるアメリカ留学費用の返済や、元婚約者への約400万円の解決金支払いが重くのしかかる。眞子さまの一時金1億4000万円がなくなれば、オファーに応じる可能性は十分ある。告白の内容次第では、これまで上皇・上皇后両陛下を中心に築かれた“国民に奉仕し、平和を願う皇室”のイメージに傷がついてしまうかもしれません」(前出・宮内庁担当記者)
※週刊ポスト2021年7月16・23日号