2頭出しのうち片方が1~3人気だったのは67件。そのうち逆転に至ったのが19件。その率.284とまずまずだ。ところが、うち3着以内は10件。逆転したところで馬券に絡まなければ意味はないのだった。
「2頭出しで片方が人気馬のとき、人気薄が逆転して馬券に絡むのは67回中10回。ほぼ15%」となった。
その15%をモノにしたい!
【プロフィール】
須藤靖貴(すどう・やすたか)/1999年、小説新潮長編新人賞を受賞して作家デビュー。調教助手を主人公にした『リボンステークス』の他、アメリカンフットボール、相撲、マラソンなど主にスポーツ小説を中心に発表してきた。「JRA重賞年鑑」にも毎年執筆。
※週刊ポスト2021年8月20日号