スポーツ

阪神OB座談会で激論 今年は「V逸の1992年」に似ている?

阪神のV戦士OB(左から広澤克実氏、中西清起氏、八木裕氏)

阪神のV戦士OB(左から広澤克実氏、中西清起氏、八木裕氏)

中西:トラ(=寅さんに似ている広澤氏の愛称)は、岡田監督から“何回同じピッチャーにやられるんや”と責められてたな。トラが“いいピッチャーはなかなか打てないですよ”と釈明すると、“それを打撃コーチが言うたらアカンやろ”と怒られてたなぁ。

広澤:(苦笑いしながら)調子がいい時の好投手の攻略法なんてなかなかないですよ。この年は内海が12勝、グライシンガーが17勝で最多勝。特に左の内海を攻略するには右の新井が不可欠だったけど、北京五輪後に離脱してしまったし……。

中西:あの年はどんどんミーティングも長くなった。“明日のオーダーはどうする?”とかで延々やっていたら、窓の外が明るくなっていたことも多かった。監督は食事が喉を通らず、眠れない夜が続いていましたよ。

広澤:金本(知憲)、今岡(誠)に依存して、2人がチャンスで打てないと他のバッターも打てなくなるのが2008年でした。今年は特定の打者に依存していないから、2008年のようにはならないでしょう。

【プロフィール】
中西清起(なかにし・きよおき)/1962年生まれ。1983年ドラ1で阪神に入団。ストッパーとして1985年の日本一に貢献。岡田監督のもと一軍投手コーチとして2005年のリーグ優勝を経験。

広澤克実(ひろさわ・かつみ)/1962年生まれ。ヤクルト、巨人、を経て2000年に阪神に移籍。2003年のリーグ優勝に貢献し、2007年からは一軍打撃コーチとなったが、2008年のV逸で辞任した。

八木裕(やぎ・ひろし)/1965年生まれ。1986年ドラフト3位で阪神入団。“掛布二世”と呼ばれ、1992年の優勝争いでは主軸で活躍。“代打の神様”と呼ばれ、2003年のリーグ優勝を経験。

撮影/杉原照夫

※週刊ポスト2021年8月27日・9月3日号

関連キーワード

関連記事

トピックス