──“打ち切り”になった理由はコンプライアンス上の問題?
久保田:単純に資金が底をついたんです。自分がスポンサーなんで資金を豪快に使いながら、こんな放送コードギリギリの企画を展開していたら、1クール枠を購入していたのに、1か月(計4回)で終わってしまいました。
──予想以上にテレビ番組を作るのにはお金がかかった?
久保田:全てにおいて人が動いているからお金がかかるのは当たり前なんですが、リアルな現場を見ると大変だなと思いました。「メヒョウちゃんには騙されない」で撮影したホテルは、3時間で8万円ですからね。いつも行くスナックは2時間6000円なのに。他にもカメラマンさんが1日拘束で5万円、ヘアメイクさんに3万円、移動用の車両1台8万円など。1回の収録でこんなにお金がかかるんだと思いました。
桝本:我々スタッフが罰ゲームを考える際、「熱々おでんをやると単価はいくら、熱湯風呂をやると単価はいくら」と、会議でお金の話になるんですよ。その一端を久保田に知ってもらえて嬉しいです。相方の村田(秀亮)くんにもギャラを渡してるんだもんね?
久保田:そうですね。スポンサーである僕のお金で、村田にギャラ払ってます。この番組の収録は村田の様子がおかしかったんですよ。なぜか急に敬語使ってきて。それを生のラジオで言及したら「お前にタメ口でいちゃもんつけてたらギャラ払われなくなるだろ」と言ってました。
桝本:コンビの間柄がいびつになってるね(笑)
久保田:最近はコンビで揉めそうになった時「まぁええねんけどな。ギャラのこともあるし」と僕が言うと、綺麗に収まるようになりました。相方でもあり、プロデューサーなので。
桝本:この番組では出演者で、プロデューサーだし、スポンサーで、演出だからね。大谷選手を超える4刀流だよ。