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全力でコミカル演じる三浦翔平 「奇異性効果」が生む個性と魅力

故・三浦春馬さんとの思い出を胸に(Getty Images)

どこから見ても完璧なイケメンの三浦翔平が路線変更?(写真/Getty Images)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)で、コミカルな演技を披露している俳優の三浦翔平(33才)について。

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 このところ、なかなかいいなぁ、面白いなと注目している俳優がいる。モデルでもある三浦翔平さんだ。言わずと知れたイケメンだが、爽やかな好青年やシリアスな役などより、ここ最近話題となっているコミカルな演技が印象的だ。

 今夏、三浦さんが出演しているのは、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんがダブル主演を務める『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』。ハコヅメというタイトルの通り、通称“ハコ”と呼ばれる交番に飛ばされた戸田さん演じるワケあり元エース刑事の藤聖子と、交番に勤務する永野さん演じる天然新人警察官の川合麻依の最強ペアが繰り広げる“やけにリアルな交番エンターテインメント”だ。この2人の個性が生かされた演技が良いと評判のドラマでもある。

 三浦さんの役は、藤の警察学校の同期で刑事課捜査一係の刑事、もじゃもじゃ頭の源誠二だ。学校時代の成績はビリだが、天性の人たらしで、地域住民からは広く慕われ、「取り調べの天才」として被疑者を落とす能力は署内随一。負けず嫌いで思い立ったら即行動。藤と嫌味の応酬や口喧嘩はしょっちゅうながらも、彼女を気遣いフォローする。そしてこの役、三浦さんにぴったりはまっているのだ。

 このドラマ、原作は秦三子氏による漫画『ハコヅメ~交番女子の逆襲~』(講談社)。秦氏が元警察官だけあって、描かれている彼らの日常は知らないことばかり。第1話の“通常点検”のシーンでは、警察官としての規律を保つための装備品や動作確認をする。整列して順番に吹いていく警笛の音がおかしくても堪えなければならず、笑いを堪える彼らの心の声が聞こえてくる。合コンでは印象を良くしようと職業を公務員と言う女性警察官、連日の張り込みで汗臭さと加齢臭が充満する刑事課の様子、疲労困憊で枕を並べる仮眠室の状況、どれも笑えるが共感が持てる。

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