国内

「勝手に車を擦って逆ギレ」「図書館に怒鳴り込み」迷惑高齢者の実情

(イメージ)

「不機嫌」の背景には老いへの不安や孤独への恐怖が…(イメージ)

 病院の受付や飲食店などで怒鳴り声が聞こえて、はっと振り向いてみれば、高齢者がスタッフに絡んでいた——。そんな経験のある人は少なくないはずだ。「団塊の世代」が後期高齢者の仲間入りを果たすなか、「キレる老人」問題は誰にも身近な出来事になりつつある。1年余り続くコロナ禍により、言い知れぬストレスを抱える人は高齢者にも多いかもしれない。しかし、彼らは昔から怒りっぽい性格だったのか?

 昨夏上梓され話題となった林美保子著『ルポ 不機嫌な老人たち』(イースト・プレス)では、タイトルの通り、「不機嫌な老人」をめぐるトラブルの数々が取り上げられている。

 ある60歳くらいの夫婦は、駐車場係に「規定に反する大きさの車だから」と断られたにもかかわらず、「大丈夫」と言い張って大型車を無理やり入庫した結果、アルミホイールを傷つけてしまい、「弁償しろ!」と逆ギレしてきたという。また、ある病院の60代の入院患者は、夕食でたまたま水の配膳が忘れられていたことに激高し、「オレへの嫌がらせか!」と看護師たちを殴った。その後、患者は看護師の態度に不満があったことが判明したそうだが、だとしてもやりすぎと言わざるをえない。

 いかにもありそうなエピソードが、図書館で起きた出来事だ。本の貸し出し期限をとっくに過ぎているため、司書が返却を頼むと、「とっくに返したはずだ。館長を出せ!」と怒鳴り込んでくる。しかし、その後に自分の勘違いに気づいたのか、こっそり返却ポストに本が返されていたという。

 同書を著したライターの林美保子氏は、不機嫌な老人の特徴として、「自分のミスを認められない」や「現役感覚を撒き散らす」といった要素を挙げる。「現役感覚」とは一体どういうことだろうか?

関連キーワード

関連記事

トピックス

食道がんであることを公表した石橋貴明、元妻の鈴木保奈美は沈黙を貫いている(左/Instagramより)
《“七三分け”白髪の石橋貴明が動き始めた》鈴木保奈美「私がお仕事をしてこられたのは…」“再ブレイクと闘病中”元夫婦の距離感
NEWSポストセブン
波瑠と高杉真宙の仲睦まじいツーショット
《波瑠がメガネと白セーター姿で高杉真宙にピッタリ寄り添い…》「思い出深い1年でした」新婚ホヤホヤの2人は“お揃いのデニムパンツ”で笑顔の神対応
NEWSポストセブン
『激走戦隊カーレンジャー』でピンクレーサー・八神洋子役を演じ、高い人気を得た来栖あつこさん
《スーパー戦隊50年の歴史に幕》「時代に合ったヒーローがいればいい」来栖あつこが明かすイエローとの永遠の別れ、『激走戦隊カーレンジャー』ピンクレーサー役を熱演
NEWSポストセブン
12月中旬にSNSで拡散された、秋篠宮さまのお姿を捉えた動画が波紋を広げている(時事通信フォト)
《識者が“皇族の喫煙事情”に言及》「普段の生活でタバコを吸われる場合は…」秋篠宮さまの“車内モクモク”動画に飛び交う疑問
NEWSポストセブン
小室さん眞子さんのNY生活を支える人物が外務大臣表彰
《小室眞子さん“美術の仕事”の夢が再燃》元プリンセスの立場を生かせる部署も…“超ホワイト”なメトロポリタン美術館就職への道
NEWSポストセブン
今年成年式を終えられた悠仁さま(2025年9月、東京・港区。撮影/JMPA) 
《自らモップがけも…》悠仁さまが筑波大バドミントンサークルで「特別扱いされない」実情 「ひっさー」と呼ばれる“フラットな関係”
週刊ポスト
結婚を発表した長澤まさみ(時事通信フォト)
《トップ女優・長澤まさみの結婚相手は斎藤工と旧知の仲で…》インスタ全削除の“意味深タイミング”
NEWSポストセブン
長男・泰介君の誕生日祝い
妻と子供3人を失った警察官・大間圭介さん「『純烈』さんに憧れて…」始めたギター弾き語り「後悔のないように生きたい」考え始めた家族の三回忌【能登半島地震から2年】
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「クマが人里に降りてくるのは必然」「農業は野生動物に対する壮大な餌付け」 知床・ロシアでヒグマを撮った動物写真家が語る “現代の人間に欠けている自然観”
NEWSポストセブン
11人家族の宮前家
《子ども9人“大家族のパン屋さん”》「店員さんが注文を覚えきれなくて(笑)」11人家族のインフレ“金銭事情”と、大人数子育てで培ったこと「マニュアル本は役に立たない」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン