芸能

「1回OKすると…」熊田曜子、際どいカット求めるグラビア撮影時の攻防

撮影のこだわりについて語る熊田曜子

撮影のこだわりについて語る熊田曜子

 2001年のデビュー以来、数々の雑誌で表紙を飾り、トップグラビアアイドルとして活躍してきた熊田曜子。これほど長きにわたって活躍し続けられたのは、人知れぬ努力があったからだ。熊田がグラビアアイドルになったきっかけや、撮影へのこだわりについて語る。【全4回の第1回】

 * * *
 私は幼い頃からグラビアアイドルになりたかったんです。きっかけは小学校の時に好きだった男の子がコンビニで『週刊プレイボーイ』を立ち読みするのを見て、「あの本に載っている水着の女の子が好きなんだ」というものでしたが(笑)。3つ上の兄が読んでいたマンガ雑誌のグラビアを見るのも大好きでした。中学生になるとお小遣いを貯めて、自分でグラビア写真集を買っていましたね。

 その頃好きだったのは青田典子さんや安西ひろこさんのグラビアで、広末涼子さんや奥菜恵さんの写真集もよく見ていました。衝撃を受けたのは井川遥さん。伝説の写真集と言われる『月刊井川遥』の表紙は本当に美しかった。次第にグラビアアイドルが憧れの職業になり、高校卒業後に、決まっていた看護学校への進学をやめて岐阜から上京しました。

 2002年3月にファースト写真集『mimosa』が出ました。ハワイでの撮影時は水着になるのが少し恥ずかしくて、周囲の視線を感じないようコンタクトレンズをつけず、裸眼にしていました。でもビーチの日射しが強くて目を開けることができず、カメラマンの山岸伸さんによく怒られたのを覚えています(笑)。完成した写真集を見た時は、「うわぁ、どのページをめくっても私だ!」と感動したのを覚えています。

 19歳でデビューして、20代では多くのグラビア誌のお世話になりました。同時期に活躍した小倉優子ちゃんや安めぐみちゃんはホンワカした癒し系だったので、「私の役割は“攻め”だ」と勝手に思い込み、網タイツやレザー系の衣装で攻めていました。

 撮影現場では、隙あらば際どいカットを求めるカメラマンとの攻防もありました。ある時期から、自分の中で「ここまで」と決めて、肩紐をずらすことや、下乳をNGにしました。こういうのは1回OKしちゃうとどんどん歯止めが利かなくなっちゃうんです。だからどこかで線を引く必要がありました。その範囲の中でも、私が感動した数々のグラビアのように、表現できることはまだまだあると思っています。

(第2回に続く)

【プロフィール】
熊田曜子(くまだ・ようこ)/1982年5月13日生まれ、岐阜県出身。身長164cm。現在までに写真集38冊、DVD64枚をリリース。現在3児の母。近年、YouTube「熊田曜子~40歳で自分史上最強になる~」で様々な動画を配信している。

撮影/舞山秀一

※週刊ポスト2021年10月8日号

関連記事

トピックス

ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
【名づけ親は地元新聞社】「全鳥取県民の妹」と呼ばれるグラドル白濱美兎 あふれ出る地元愛と東京で気づいた「県民性の違い」
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
『ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?』(星海社新書)を9月に上梓したルポライターの松本祐貴氏
『ルポ失踪』著者が明かす「失踪」に魅力を感じた理由 取材を通じて「人生をやり直そうとするエネルギーのすごさに驚かされた」と語る 辛い時は「逃げることも選択肢」と説く
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン