芸能

「TV出演減」吉田沙保里と「引っ張りだこ」浜口京子 方向性の違いは

吉田沙保里

吉田沙保里の『ZIP!』卒業が発表、一方で浜口は『ジャンク』などにも出演

 女子レスリング五輪3大会連続金メダリストの吉田沙保里が、現役引退直後から2年あまり務めてきた朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)のレギュラーを9月いっぱいで卒業することが発表された。吉田は9月27日から東海テレビの情報番組に出演するが、全国ネットでのレギュラー出演はなくなり、他のテレビ出演も少なくなっている印象だ。

 それに比べて、テレビで見ない日はないというほど出演番組が増えているのが、同じく女子レスリング出身の浜口京子である。各局のバラエティ番組に引っ張りだこで、9月26日には『ドリフに大挑戦スペシャル』(フジテレビ系)でコントにも挑戦した。

 2人の違いを、テレビ局関係者はこう分析する。

「吉田さんについては、どうしても局側が気を遣ってしまう部分があり、番組でもいつまでも“お客様扱い”が拭えません。一方の浜口さんも吉田さんに負けないほどのレジェンドですが、彼女の場合は出演者の側もアスリートとしての敬意は払いつつ、天然ぶりを気軽にいじったりできる。

 2人の違いを端的に示したのが東京五輪でした。『ZIP!』に金メダルを取った川井梨紗子選手が生出演した際、吉田さんが『現役時代の吉田沙保里にズバリ勝てる自信は?』と訊いて、川井選手が慌てて『ない、ないです』と答える場面がありました。もちろん本人としては冗談で言ったつもりでしょうが、周囲のフォローもなかったので本気と受け取った視聴者も多かったはず。アスリートとしての強いプライドが垣間見えました。

 一方の浜口さんは五輪特番の『ジャンクSPORTS』に出演すると、川井梨紗子&友香子姉妹を前に2人の偉業を手放しで大喜び。それでいてMCの浜ちゃん(浜田雅功)がふざけてタックルしてきたところを捌いてがっちり固め、『そこまでやらんでもええやん』とのツッコミを受けて爆笑をかっさらいました。
 
 番組への真面目な取り組みは同じにしても、あくまでアスリートとしての立場にこだわる吉田さんと、現役とは一線を引きつつタレント的に番組を盛り立てようとする浜口さんとの違いがよく現われた場面でした」

関連キーワード

関連記事

トピックス

10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン