国内

眞子さま一時金辞退「佳子さまも受け取りにくくなる」と懸念の声

眞子さまと佳子さまとチェキ

チェキで自撮りされる眞子さまと佳子さま(写真は2020年10月6日。東京・港区/宮内庁提供)

 宮内庁は10月1日の会見で、秋篠宮家の長女である眞子さまと小室圭さんが結婚することを正式に発表。眞子さまのご意向を踏まえて、皇室を離れる際に支払われる一時金は支給しないことも明らかにされた。

 一時金は約1億4000万円の予定だった。宮内庁によると、「(眞子さまは)一時金が高額だという批判を見て、受け取ると結婚後も誹謗中傷で精神的負担を感じることになると考えられた」という。

 これについて皇室ジャーナリストは、「一時金を辞退してでも小室さんと結婚したいという眞子さまのお気持ちは尊重したい」とした上で、このことが今後の皇室にもたらす影響に懸念を示す。

「これまで一時金が支払われなかった例は一度もありません。そもそも一時金については、まるで皇族と結婚する際に配偶者がもらえる“ボーナス”のようなものとの誤解が生まれましたが、実際には元皇族としての品位を保つために用意された制度。小室さんの問題とは切り離して考えられるべきものです。

 宮内庁もそのことは理解していながら、眞子さまの強いご意向で辞退を受け入れた。しかし、こうした前例を作ってしまえば、今後、少しでも女性皇族の結婚に批判が起きた場合、一時金を辞退すべきという議論が生まれてしまうことになります」

 なかでも、眞子さまの妹である佳子さまが難しい立場に置かれることになるという。

「眞子さまのご結婚をめぐっては秋篠宮家の対応にも少なからず国民から批判の声がありました。このままだと、将来佳子さまがご結婚される際、『眞子さまは辞退したのに佳子さまは受け取るのか』という意見が出てくる可能性がある。本来はそうした声に惑わされる必要はないのですが、今回眞子さまが辞退されたことで、佳子さまが一時金を受け取りにくくなってしまったことは確かです。

 佳子さまは眞子さまを常に気遣い、2019年3月にICU(国際基督教大学)を卒業された際の会見では『姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています』と結婚を後押しするメッセージを出しました。そんな姉思いの佳子さまですから、ご自身が将来結婚する際に、眞子さまと同じような判断をなさることもあり得るでしょう。そうなれば、いよいよ女性皇族が結婚で一時金を受け取るハードルが上がってしまう。そうした懸念があります」(同前)

 異例の形となった結婚は、皇室に新たな難題を生んだ。

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン