30分×6回充電で横浜~鹿児島間1410kmを走破
105.5kmを走り、久留米に充電率25%で到着。充電器の速度は……現実は甘くない。フルパワーの65%の130アンペアスタートだ。30分での充電電力量は21.9kWh。フルパワーが出ていた四日市の31.8kWhに対して69%ほどの量だ。若干成績が良かったのは充電開始後20分くらいまで電流の値がほとんど落ちなかったことによる。充電率は68%に回復。1%あたり4km走行のペースで行ければ走行レンジは272km。途中で電力を無駄遣いするようなことがなければ鹿児島までの260kmを何とか走り切れるのではないかと思われた。
本州内は一般道と高速道路を混走しながらのドライブだったが、新下関からは電気を節約するため速度の低い一般道を中心に走り、高速は無料区間を含む南九州自動車道のみとした。
その甲斐あって、電力量1kWhあたりの走行距離は一般道、高速混走時より10~15%改善。結果的にその改善が効き、途中で低速の充電器を使うことなく、久留米から258.8km先の鹿児島の200アンペアステーションに充電率4%で滑り込んだ。
横浜から鹿児島まで30分×6回充電で走破
当初の予想より苦戦はしたものの、30分×6回の充電で横浜~鹿児島の1410kmを走破することができた。昨年、航続距離の長さで鳴らすテスラ「モデル3」のロングレンジ版で長旅にトライしたときの実績にかんがみれば、同じ距離を走るとして45分ストップ×3回といったところ。180分vs135分、45分差は思ったより小さいというのが実感だった。