●久住英二・ナビタスクリニック理事長
【なぜ減少】人々の行動の変容やワクチン接種率の向上、季節性などの要因が考えられる。例年9~10月は医者がヒマになる時期なので、コロナも同じサイクルに当てはまっているのかもしれない。
【第六波は】……11月/イギリスのデータを見てもワクチンで感染拡大を抑えられないのは明らか。ただし、重症者や死者は減る。感染症は同時にピークにならないので、インフルエンザに先駆けて起きるのではないか。

●児玉栄一・東北大学災害科学国際研究所教授
【なぜ減少】これほど急激に減るのは初めてで、理由はわからないというのが本音。100年前の「スペインかぜ」も一気に広がって一気に減った。ウイルスの変異を疑っているが根拠はない。
【第六波は】……11月/大規模な第六波は6:4くらいで起きる可能性があると思う。来るとしたら、インフルエンザと同じシーズン。感染者は増えますがワクチン接種が進んだので、重症者や死者は減るでしょう。

●水野靖大・マールクリニック横須賀院長
【なぜ減少】ここまで急激な減少は説明できない。あくまで仮説だが「無症状の感染者が免疫を獲得した」「ウイルスに変異が起きて感染力が低下した」のではないか。
【第六波は】……12月/高齢者の接種から半年が経過する12月ごろから感染者数は増えていくでしょう。3回目接種が早くて1月なので、その間に感染者はかなり増えるのではないか。

●和田眞紀夫・わだ内科クリニック院長
【なぜ減少】季節性によるものでしょう。すでにイギリス、ベルギーなど欧州では感染が拡大していて、感染者数の増減は世界の季節性変動に関連している。
【第六波は】……12月/高齢者の抗体が減る一方で、子供がワクチンを打てておらず、感染拡大の温床になっている。3回目接種も第六波には間に合わない。政府、国民に危機感が薄れているのも懸念。

●倉持仁・インターパーク倉持呼吸器内科院長
【なぜ減少】人流などに変化が見られない以上、ウイルスの変異過程で発病力、感染力が弱まったのではないか。また、感染者のモニタリングができていないので、無症状の感染者は多くいるだろう。
【第六波は】……1月/ワクチンの接種率は上がっているが、接種後も感染することは判明している。感染症は季節性に左右されるので、人流も増える年末年始を挟んだころにピークがくる。

●北村義浩・日本医科大学特任教授
【なぜ減少】人流の抑制、感染症対策の徹底、ワクチン接種、酷暑といった複数の要因が重なったため。マスコミがコロナ孤独死など悲惨な実態を報じたことも効果があった。
【第六波は】……不明・その他/ワクチン接種が今後も浸透すれば小さな波で済むのではないかと見ているが、変異株がいつ出てくるか、その感染力がどれほどかによって変わるだろう。

●岩間洋亮・心越クリニック院長
【なぜ減少】「ウイルスが変異して弱毒化した」「ワクチン接種が進んだ」「PCR検査を受ける人が減った」の3つが考えられる。感染しても症状が出ない人が増えたので、検査を受けなくなったことが大きい。
【第六波は】……不明・その他/来ないことを願うが、わからない。日本より緯度の高いロシアやイギリスで流行している株が入ってきたら、第六波はかなり大きくなると思う。入ってこなければ小規模になるのでは。

※週刊ポスト2021年11月5日号

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