国内

「セクシー!」小泉進次郎氏「迷惑系」に神対応 執拗なレジ袋イジリ

「迷惑系」に対応して見せた進次郎氏(写真はYouTubeより)

「迷惑系」に対応して見せた進次郎氏(写真はYouTubeより)

「迷惑系」として有名なネット動画配信者が10月26日、小泉進次郎前環境相に“凸した”模様を配信した。スタッフに制止されながらも、駅のホームで電車を待っていた小泉氏に「もう環境大臣じゃないから無理ってこと? 持ってきた、これ」とレジ袋を差し出した。小泉氏がレジ袋を受け取っても配信者はつきまといを止めず、「(レジ袋削減は)具体的に減らないじゃないですか」などと訴えながら、小泉氏と同じ電車の車両に乗り込んだ。小泉氏にレジ袋をもう1枚受け取ってもらった配信者は、ようやく満足したようだ。小泉氏とグータッチを交わしてから電車を降りて、「応援してます。さよなら。セクシー!」と彼を見送った。

 ネット上では〈めっちゃ優しい〉〈神対応〉〈好感度が上がった〉という声の一方で、〈こんなやつに絡まれて大変〉と小泉氏に同情する声も。配信前提で動画を撮られている以上、どんな相手でもなかなか無下にはできない苦労があるのだろう

 いまや迷惑系配信者にまでレジ袋有料化がネタにされている小泉氏。この施策が何かと話題に上りがちな理由は、やはりプラスチックごみ削減においてどれほど効果があるのか疑問が残る点にある。そもそも国内で使用されるプラスチック全体のうちレジ袋は数%に過ぎないのだ。

 小泉氏自身も「(プラスチックごみ削減には)たいしてつながらないです」と認めている。昨年8月、「NEWSポストセブン」で行われた元衆議院議員でタレントの杉村太蔵氏(42)との対談の中で、小泉氏は同施策への考えをこう説明していた。

「推奨している大臣が『たいしてつながらないです』というコメントをすると、『えっ!?』と思われるかもしれませんが、レジ袋有料化の目的は量ではないんです。900万トンあるプラスチックゴミのうち、レジ袋が占める割合は2~3%程度です。もともと、レジ袋を使わなくなったとしても、削減できるプラスチックゴミの量は微々たるものだということをわかった上で始まっているんです」

「目的が違うんです。目的は、レジ袋有料化をきっかけに、世界的な課題になっているプラスチックに問題意識を持ってもらうこと。杉村さんも『有料化して何の意味があるんだろう?』と疑問を持たれた時点でプラスチックゴミのことを考えているとも言えますよね」

 なお、杉村氏は10月14日に放送された『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の中で、「そういうことをお上に言われるとカチンとくる。啓蒙でこんなに不便な思いをしているのか、という声もある」と小泉氏を批判している。

関連キーワード

関連記事

トピックス

クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月20日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン