芸能

市原隼人主演『おいしい給食』、コメディでありながら「郷愁のドラマ」であるワケ

市原隼人

『おいしい給食 Season2』に主演する市原隼人

 市原隼人主演のドラマ『おいしい給食 Season2』(TOKTO MX、テレビ神奈川他)。給食マニアの教師と生徒による、給食をテーマにしたコメディ作品だ。前作や劇場版をチェックしているコラムニストのペリー荻野さんがこのドラマの見どころを解説する。

 * * *
 Season2に入って、ますます驚くことが増えたドラマ『おいしい給食』。舞台は1986年。主人公の甘利田幸男(市原隼人)は、中学校教師。いつもスーツで難しい顔をし、生徒の人気は極端に低い。

 実は彼は。「給食のために学校に来ていると言っても過言ではないだが、そんなことは生徒たちに悟られてはならない」と固く誓っている無類の給食マニアなのである。しかし、マニア魂は隠しきれず、職員室で献立表をなめるように見つめて、同僚の先生に不審がられたり、給食室をのぞき込んで、棚のすきまに頭をはさんだりと挙動不審に。しかも、担任するクラスに甘利田に負けない給食好きの生徒・神野ゴウ(佐藤大志)が転校してきて、大変なことに。神野は毎回、奇想天外なアレンジで見事な食べっぷりをみせるのだ。

 ドラマのスタートは2019年。劇場版も公開されている人気作だが、見ていない方は「給食のアレンジって?」と想像がつかないかもしれない。というか、毎回見ていても「そこまでする」と思う給食愛とアイデアが炸裂するのである。

 たとえば、先日の「ナウでヤングなアメリカン」の回は、ジャンバラヤ、アメリカンドッグ、コーンスープ、コーヒーゼリーにいつもの牛乳とパンという献立。甘利田は、このメニューを「ザ・アメリカめし」と見込み、ジャンバラヤに入った赤いウインナーと究極のジャンクフードというアメリカンドッグに感動しつつ、「私は海を越えた」と先割れスプーンを光らせ、アメリカの労働者になりきって、ワオーン!!とがつがつ食べまくる。

 一方、神野はおもむろにマイ箸を取り出し、アメリカンドッグの皮をコーンスープのクルトンに、中のソーセージをジャンバラヤに割入れ、二色ソーセージを堪能。そしてあろうことか、「マイシェイカー」を取り出し、コーヒーゼリーと牛乳とシェイクして、ストローでチューチュー…って、おいおい。

あわせて読みたい

関連キーワード

関連記事

トピックス

真美子さん(共同通信)が使用していたブランドとは
《ハワイ・ファミリーデートで真美子さんが持っていたプチプラバッグ》「同年代インフルエンサーのアスレジャーブランド」か?と話題に 実用性の高いトートバッグ、大谷は「娘のベビーカー担当」
NEWSポストセブン
アメリカのトランプ大統領と、ベネズエラのマドゥロ大統領(AFP=時事)
《日本への影響も》トランプ政権のベネズエラ攻撃・大統領拘束作戦 中国・ロシアの参戦リスクは 今後の「3つのシナリオ」
NEWSポストセブン
元“ぶりっ子”さとう珠緒の現在の恋愛観は……?
「事実婚じゃダメですか?」「あ、別居婚ならいいのかな」元“ぶりっ子”さとう珠緒(53)が明かす現在の“自分を大切にする恋愛観”とは 
NEWSポストセブン
核保有の是非を“議論”することすら封殺される状況に問題はないのか(時事通信フォト)
《あえて問う「核保有シミュレーション」開発費用と年数》専門家は「日本の潜在的技術能力なら核弾頭開発は可能」と分析 原潜に搭載なら「3兆~5兆円の開発費と年5000億円の維持費」
週刊ポスト
一世を風靡したビートきよしの現在とは
《意識失い2025年に2度の救急搬送》難病で体重22キロ増減のビートきよし、週3回人工透析も…“止められない塩分摂取”「やり残したことなんてない」 
NEWSポストセブン
年末、大谷夫妻はハワイで過ごしていたようだ
《お団子白コーデの真美子さんに合わせたペアルック》大谷翔平の「イジられる」魅力…ハワイではファンに妻と笑顔の対応、後輩も気を遣わない「自信と謙虚さのバランス」
NEWSポストセブン
川島なお美さんを支え続けた、夫でパティシエの鎧塚俊彦氏(2011年10月)
《また恋をしたいとは思っています》パティシエの鎧塚俊彦氏、妻・川島なお美さんを亡くして自問自答の10年「僕らの選択は正しかったのか…」
NEWSポストセブン
引退する棚橋弘至(右)と、棚橋への思いを語る武藤敬司(左)
《棚橋弘至がついに引退へ》「棚橋も俺みたいにハゲていけばよかったんだよ」武藤敬司が語ったかつての付き人に送る“はなむけの言葉”
NEWSポストセブン
餅つきに現れた司忍組長
《六代目山口組の餅つきに密着》近隣住民も驚いた「6時間の“ヨイショ”の掛け声」…高山清司相談役の登場に警察が驚愕したワケ
NEWSポストセブン
店を出て言葉を交わす2人(2025年11月)
《寄り添う夫婦の黒コーデ》今井美樹と布袋寅泰、街中でかかげたキラりと光る指輪に妻の「プライド」高級スーパーでお買い物
NEWSポストセブン
今森茉耶(事務所HPより、現在は削除済み)
《ゴジュウジャー降板女優の今森茉耶》SNS投稿削除で“消息不明”に…母親が明かした複雑な胸中「何度でもやり直せる」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
「週刊ポスト」新春合併号発売! 2026年を見通すオールスター14対談ほか
NEWSポストセブン