芸能

Travis Japanも活躍! 忍者作品はなぜ多くの人を惹きつけるのか

虎者

Travis Japanが出演している舞台『虎者 NINJAPAN 2021』(公式HPより)

 古くからドラマや映画など多くの作品に登場してきた忍者。今ではジャニーズアイドルが忍者を演じる舞台も話題を呼んでいる。忍者作品の魅力はどこにあるのか? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 今年は8月に『影の軍団』シリーズなどで斬新な忍者アクションを見せた俳優・千葉真一さん、10月に『サスケ』『カムイ伝』などで人気を博した漫画家・白戸三平さん、忍者作品を変えたといわれるふたりのレジェンドが世を去った。

その作品は海外でも高く評価され、多くのクリエイターを刺激してきた。アクション、人間ドラマ、歴史、様々な角度で取り上げられる忍者作品は、今後、どうなっていくのか。

 新橋演舞場で上演中のTravis Japan『虎者 NINJAPAN 2021』。2019年にスタートして今年三年目となるこの作品は、忍者をモチーフとした新たな和のエンターテインメントということで、さっそく出かけてみた。

 率直に感じたのは、アイドルグループと忍者作品の相性はいいということだ。物語の舞台は、大悪党とその部下である影虎という武芸者の手によって、闇に包まれた世界。指導者・朱雀によって育てられた戦士・虎者(Travis Japanのメンバー)が、平和を取り戻すために大悪党たちと闘う。ほとんど外の世界を知らない虎者たちには、さっそく危機が訪れる。命も危うい状態で、彼らはどう戦うのか…。

 未熟な若者たちが大きな壁に突き当たり、必死に助け合う。応援したくなる設定の中、見えてくる忍びの絆。それはそのままグルーブの支え合いに重なる。そして危ない!!という瞬間、キャーキャーと声は出せないものの、ファンにはたまらない場面になるというものだ。さらに、忍者アイテムとして欠かせない「鉢巻き」も気になった。「鉢巻き忍者」は、なかなかにいいものなのですな。

 忍者作品で常に問われるのは、忍者の技や術をどこまでリアルにするかという点だ。剣術と違って、忍者の技は自由度が高い。というか、なんでもアリ。映像の忍者作品は、リアルさにこだわらない、荒唐無稽な面白さを追及ことが多い。

関連記事

トピックス

モデル・Nikiと山本由伸投手(Instagram/共同通信社)
「港区女子がいつの間にか…」Nikiが親密だった“別のタレント” ドジャース・山本由伸の隣に立つ「テラハ美女」の華麗なる元カレ遍歴
NEWSポストセブン
米大リーグ、ワールドシリーズ2連覇を達成したドジャースの優勝パレードに参加した大谷翔平と真美子さん(共同通信社)
《真美子さんが“旧型スマホ2台持ち”で参加》大谷翔平が見せた妻との“パレード密着スマイル”、「家族とのささやかな幸せ」を支える“確固たる庶民感覚”
NEWSポストセブン
高校時代の安福容疑者と、かつて警察が公開した似顔絵
《事件後の安福久美子容疑者の素顔…隣人が証言》「ちょっと不思議な家族だった」「『娘さん綺麗ですね』と羨ましそうに…」犯行を隠し続けた“普通の生活”にあった不可解な点
デート動画が話題になったドジャース・山本由伸とモデルの丹波仁希(TikTokより)
《熱愛説のモデル・Nikiは「日本に全然帰ってこない…」》山本由伸が購入していた“31億円の広すぎる豪邸”、「私はニッキー!」インスタでは「海外での水着姿」を度々披露
NEWSポストセブン
優勝パレードには真美子さんも参加(時事通信フォト/共同通信社)
《頬を寄せ合い密着ツーショット》大谷翔平と真美子さんの“公開イチャイチャ”に「癒やされるわ~」ときめくファン、スキンシップで「意味がわからない」と驚かせた過去も
NEWSポストセブン
生きた状態の男性にガソリンをかけて火をつけ殺害したアンソニー・ボイド(写真/支援者提供)
《生きている男性に火をつけ殺害》“人道的な”窒素吸入マスクで死刑執行も「激しく喘ぐような呼吸が15分続き…」、アメリカでは「現代のリンチ」と批判の声【米アラバマ州】
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の学生時代
《被害者夫と容疑者の同級生を取材》「色恋なんてする雰囲気じゃ…」“名古屋・26年前の主婦殺人事件”の既婚者子持ち・安福久美子容疑者の不可解な動機とは
NEWSポストセブン
ソウル五輪・シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング=AS)銅メダリストの小谷実可子
《顔出し解禁の愛娘は人気ドラマ出演女優》59歳の小谷実可子が見せた白水着の筋肉美、「生涯現役」の元メダリストが描く親子の夢
NEWSポストセブン
ドラマ『金田一少年の事件簿』などで活躍した古尾谷雅人さん(享年45)
「なんでアイドルと共演しなきゃいけないんだ」『金田一少年の事件簿』で存在感の俳優・古尾谷雅人さん、役者の長男が明かした亡き父の素顔「酔うと荒れるように…」
NEWSポストセブン
マイキー・マディソン(26)(時事通信フォト)
「スタイリストはクビにならないの?」米女優マイキー・マディソン(26)の“ほぼ裸ドレス”が物議…背景に“ボディ・ポジティブ”な考え方
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる
《かつてのクマとはまったく違う…》「アーバン熊」は肉食に進化した“新世代の熊”、「狩りが苦手で主食は木の実や樹木」な熊を変えた「熊撃ち禁止令」とは
NEWSポストセブン
アルジェリア人のダビア・ベンキレッド被告(TikTokより)
「少女の顔を無理やり股に引き寄せて…」「遺体は旅行用トランクで運び出した」12歳少女を殺害したアルジェリア人女性(27)が終身刑、3年間の事件に涙の決着【仏・女性犯罪者で初の判決】
NEWSポストセブン