1万円以上の当せんが15%増加したミニ

 一方、年末ジャンボミニはどうか。当せん金の最高額は1等前後賞合わせて5000万円にとどまるが、その分、2等以下の当せんの期待は大きくなる。

 年末ジャンボミニについては、変更点は2つにまとめられる。

(1)当せん金5万円の2等の当せん本数が、1ユニット(1000万枚)あたり4000本から2000本に半減
(2)当せん金1万円の3等の当せん本数が、1ユニットあたり5万本から6万本に増加(1枚300円に対する当せん金の平均受取額は、150円のまま変わらず)

 つまり、当せん金5万円の2等の当せん本数2000本を、当せん金1万円の3等の当せん本数1万本に組み替えたわけだ。

 これにより、5万円以上が当たるくじの本数は、昨年の4012本から、今年は2012本へと半減する一方、1万円以上が当たるくじの本数は、昨年の5万4012本から、今年は6万2012本へと15%増加する。

 これは平均的にいうと、1枚300円のくじを162枚買ったら、その中に1万円以上の当たりが1枚含まれていることを意味する(ただし、162枚を買うには4万8600円必要なので、平均的には持ち出しとなる)。

 年末ジャンボミニは当せん金の最高額は5000万円と低いが、その分、1万円以上が当たる確率が高く設定されている。小遣い稼ぎとしては、なかなか魅力的といえるだろう。

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