ドリフと言えば、この場面とこの背景を思い浮かべるかたも多いだろう。ドラマのために当時のセットを再現。この収録を高木ブーは現場で見ていたという(写真/フジテレビ提供)

ドリフと言えば、この場面とこの背景を思い浮かべるかたも多いだろう。ドラマのために当時のセットを再現。この収録を高木ブーは現場で見ていたという(写真/フジテレビ提供)

高:それはぼくらも同じ。いまだに50年くらいドリフをやっているけど、本当にあっという間だった。

仲:そのために生きているもんな。

高:ん。今年9月の『ドリフに大挑戦スペシャル』(フジテレビ系)では加トちゃん、仲本と新作コントもやってね。楽しかったなぁ。

仲:必ずネタ作りの打ち合わせと稽古をして、コントの作り方も『全員集合』の時代から変わらない。

高:これまでやめたいなと思ったことも一度もないしね。ドリフを5等分したものがここにあるんだから、自分が抜けちゃったらどうなっちゃうのかなとまず考えるから。

仲:ドリフ解散と騒がれるのはみんないやだったし、そんなことを考える暇もなかった。いままでもこれからもずっと、ひとりになるまでドリフをやっていると思うよ。

高:それがドリフターズだからね。

【プロフィール】
高木ブー(たかぎ・ぶー)/現在のザ・ドリフターズのメンバーの中では最年長。ウクレレ奏者としても知られており、先日、「日本武道館に出演した最高齢アーティスト」の記録を更新した。

仲本工事(なかもと・こうじ)/ドリフターズメンバー随一の運動神経を持ち、体操コントではバク転が名物に。現在、東京・目黒で居酒屋『仲本家』を経営中。

加治将樹(かじ・まさき)/大きな身体とコミカルな芝居を武器にドラマ、舞台で活躍中。日本テレビ系ドラマ『二月の勝者−絶対合格の教室−』に出演中。1月28日からは舞台『マーキュリーファー Mercury Fur』の出演を控える。

松本岳(まつもと・がく)/月曜ミステリーシアター『名もなき毒』でデビュー。スーパー戦隊シリーズ「手裏剣戦隊ニンニンジャー」ではアオニンジャー役を好演。以降も話題作で活躍中。

◆志村けんさんの半生を描いたフジテレビ系ドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』が12月27日に放送される。志村けん役を山田裕貴が演じるほか、いかりや長介役を遠藤憲一、加藤茶役を勝地涼、高木ブー役を加治将樹、仲本工事役を松本岳が演じる。ザ・ドリフターズのメンバーに取材を重ねて完成したファン待望の一作となっている

取材・文/渡部美也 撮影/中村功

※女性セブン2022年1月1日号

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