「私はひとりの社会人として母と向き合いたい」

着物コレクションに参加した神田沙也加さんと母・松田聖子(2003年撮影)

着物コレクションに参加した神田沙也加さんと母・松田聖子(2003年撮影)

「彼女が本名の『神田沙也加』として芸能界に戻ってきたのは、翌2006年のこと。休止期間中は、『Lily』という名義でストリート系ファッション誌の読者モデルを務めたり、『上原純』というペンネームで聖子さんのシングル曲の作詞・作曲を行っていました。自分自身と向き合い、将来について考えていたようです」(前出・芸能記者)

 2007年11月には、母娘の初ツーショットインタビューが『25ans』に掲載された。母親と同じ芸能という道を選んだ理由について、沙也加さんは〈あの環境で育って、表現することに憧れない、っていうほうが難しかったかもしれない〉と語っている。

 当時の母娘はまるで友達同士のような関係で、仕事以外の話題では、しっかり者の沙也加さんが聖子の相談に乗ることもあったという。

〈聖子「きっと沙也加が頼れるルームメイトみたいな気持ちになって、スイッチが入っちゃうのね」
沙也加「そうそう。そんなときにふと、私も母と同じ顔して笑っていることに気がつくんです。ああ、母娘だな、って思っておかしくて。私もますます楽しくなります」
(中略)
聖子「最近はあなたが舞台に向かうとき、いつも“いってきまーす”って言うでしょ。そのときこそ、本当に楽しそうで、同時に頼もしいと感じるの。あんなに小さかった娘がこんなに成長したんだと、感慨深いですね」〉

 2010年代に入り、沙也加さんの芸能人生は大きく動き出す。別の芸能関係者が語る。

「もともとアニメ好きの沙也加さんは、2012年、テレビアニメ『貧乏神が!』で声優デビューを果たしました。女優業と並行して、1年以上前から声優の専門学校に通っていたそうです。そして2014年、ディズニー映画『アナと雪の女王』のアナ役の日本語吹替え声優を担当したのは、誰もが知るところです」

 自信を得たことで、沙也加さんも母親と対等に向き合う意識が強まったようだ。

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン