幅広い楽曲に対応できるアーティスト性の高さ
SixTONESは業界関係者からの注目度も高く、「海外でも人気が広がる」と期待する声もある。台湾の音楽会社に勤務する女性・Aさん(40代)は、こう話す。
「台湾では1990年代からジャニーズの人気が高く、ジャニーズグループが台湾でコンサートをすると、すべてのグループの公演に足を運ぶような熱心なファンも多いです。日本のファンクラブに加入してCDを日本から取り寄せて購入するファンも珍しくありません。
最近ではジャニーズファンの間で中国語を練習中のSnow Manの人気も高まっていますが、SixTONESは楽曲のクオリティや歌唱力高いため、今後ジャニーズファン以外にもリーチする可能性があると思います。
また英語を話せるジェシーさんがいることや、ラップが得意な田中樹さんがいることでヒップホップ色の強い楽曲もこなせますよね。それはアジア圏だけでなく欧米圏のファンにもアピールできる強みではないでしょうか」(Aさん)
日本のテレビ局で音楽番組を担当する女性・Bさん(20代)も「従来のジャニーズの枠を越える可能性」を指摘する。
「仕事の関係でジャニーズのコンサートには何度も足を運んでいますが、SixTONESはジャニーズならではの『アイドル感』だけでなく、その枠を超えるような『アーティスト感』を強く出せるのが魅力だと思います。生歌のレベルがとても高く、曲のジャンルが幅広いのも特徴的。
ロック、R&B、EDM調のものから、ラップを生かしたヒップホップ、定番のバラードまで、さまざまなジャンルの楽曲を“SixTONESカラー”で表現できる。そのアーティスト性の高さは、従来のジャニーズの枠を越えて広がっていく可能性を感じさせてくれます。海外ではK-POPアーティストの勢いに押されがちな日本のアイドル界ですが、SixTONESは十分渡り合えるポテンシャルを持っているのではないでしょうか。