ライフ

脊柱管狭窄症にまつわるQ&A「どの診療科を選ぶ?」「30代でもなる?」

脊柱管狭窄症はどう対処する?(イメージ)

脊柱管狭窄症はどう対処する?(イメージ)

 シニア世代に急増中の脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなった結果、内部の神経が圧迫され、痛みやしびれを引き起こす病気。放置していると寝たきり生活をも引き起こす。「しばらく安静にしておけば、いつか治るはず」といった甘い考えはすぐ捨て去ろう。回復に向け、素早く正しいアクションを起こすのが最善の道なのだ。今回はQ&A形式で、さまざまな疑問に答える。

Q .症例チェックをしたら、自分はどうやら脊柱管狭窄症のようだと気付かされた。一度医師に診てもらおうと思うが、どの診療科へ行けばいい?

A. まずは整形外科へ。その後、MRI(磁気共鳴断層撮影)など詳細な検査が必要になったとき、手術すべきときは、大きな病院を紹介されることも。

Q. 先日「すべり症なので手術を」と医師に勧められたものの、自分では脊柱管狭窄症の症状にも当てはまっている気がして不安だ。ほかの病院で診察を受け直したいし、できれば手術をしない保存療法に切り替えたい。そこまで医師に相談しても許される?

A. すでに診察を受けた医師とは別の医師に意見を求める「セカンド・オピニオン」の考えが広まってきた。信頼できる医師と出会えたら、症例診断のほか今後の治療方法も含めての相談はもちろんOK。ただし、手術をしたほうが改善を見込める可能性もあることを忘れずに。

Q. 80歳を超えて脊柱管狭窄症を発症。高齢だが、運動療法をやってみても本当に大丈夫?

A. どの年齢の人でも、毎日適度な運動を続けているほうが健康を維持できる。脊柱管狭窄症の発症は加齢によって増加するため、当然、高齢者の発症者は多い。骨の脆さや筋力の衰えに注意を払いつつ、自分に合った無理のない運動を選んで脊柱管狭窄症の改善を目指していこう。

Q. 最近、腰に違和感がある30代男性。まだ若いので、脊柱管狭窄症の可能性はかぎりなく低い?

A. 若くても脊柱管狭窄症になる人はいる。症状が出ているなら、ほかの病気の可能性もあるので、一度病院で検査を。もし脊柱管狭窄症は発症していなかったとしても、安心は禁物。若いうちから脊柱管の大切さを知っておき、腰痛予防のための運動習慣を身につけて。

関連キーワード

関連記事

トピックス

元交際相手の白井秀征容疑者(本人SNS)のストーカーに悩まされていた岡崎彩咲陽さん(親族提供)
《川崎・ストーカー殺人》「悔しくて寝られない夜が何度も…」岡崎彩咲陽さんの兄弟が被告の厳罰求める“追悼ライブ”に500人が集結、兄は「俺の自慢の妹だな!愛してる」と涙
NEWSポストセブン
グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカル
【ニコラス・ケイジと共演も】「目標は二階堂ふみ、沢尻エリカ」グラドルから本格派女優を目指す西本ヒカルの「すべてをさらけ出す覚悟」
週刊ポスト
阪神・藤川球児監督と、ヘッドコーチに就任した和田豊・元監督(時事通信フォト)
阪神・藤川球児監督 和田豊・元監督が「18歳年上のヘッドコーチ」就任の思惑と不安 几帳面さ、忠実さに評価の声も「何かあった時に責任を取る身代わりでは」の指摘も
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さん(時事通信フォト)
《ハワイで白黒ペアルック》「大谷翔平さんですか?」に真美子さんは“余裕の対応”…ファンが投稿した「ファミリーの仲睦まじい姿」
NEWSポストセブン
赤穂市民病院が公式に「医療過誤」だと認めている手術は一件のみ(写真/イメージマート)
「階段に突き落とされた」「試験の邪魔をされた」 漫画『脳外科医 竹田くん』のモデルになった赤穂市民病院医療過誤騒動に関係した執刀医と上司の医師の間で繰り広げられた“泥沼告訴合戦”
NEWSポストセブン
被害を受けたジュフリー氏、エプスタイン元被告(時事通信フォト、司法省(DOJ)より)
《女性の体に「ロリータ」の書き込み…》10代少女ら被害に…アメリカ史上最も“闇深い”人身売買事件、新たな写真が公開「手首に何かを巻きつける」「不気味に笑う男」【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン
2025年はMLBのワールドシリーズで優勝。WBCでも優勝して、真の“世界一”を目指す(写真/AFLO)
《WBCで大谷翔平の二刀流の可能性は?》元祖WBC戦士・宮本慎也氏が展望「球数を制限しつつマウンドに立ってくれる」、連覇の可能性は50%
女性セブン
「名球会ONK座談会」の印象的なやりとりを振り返る
〈2025年追悼・長嶋茂雄さん 〉「ONK(王・長嶋・金田)座談会」を再録 日本中を明るく照らした“ミスターの言葉”、監督就任中も本音を隠さなかった「野球への熱い想い」
週刊ポスト
12月3日期間限定のスケートパークでオープニングセレモニーに登場した本田望結
《むっちりサンタ姿で登場》10キロ減量を報告した本田望結、ピッタリ衣装を着用した後にクリスマスディナーを“絶景レストラン”で堪能
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
笹生優花、原英莉花らを育てたジャンボ尾崎さんが語っていた“成長の鉄則” 「最終目的が大きいほどいいわけでもない」
NEWSポストセブン
日高氏が「未成年女性アイドルを深夜に自宅呼び出し」していたことがわかった
《本誌スクープで年内活動辞退》「未成年アイドルを深夜自宅呼び出し」SKY-HIは「猛省しております」と回答していた【各テレビ局も検証を求める声】
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん
亡くなったジャンボ尾崎さんが生前語っていた“人生最後に見たい景色” 「オレのことはもういいんだよ…」
NEWSポストセブン